告白
車中
無言が続く
ユウキ「あの、」
ユウキが思い切って喋りかける。
「あの、」
ナコ「はい。なんですか?」
「あの、ペットの話ですけど」
「ペット?」
「俺軽いのだったらいーかなって」
「軽いのって?」
「いやハードなのは無理っすけど軽いのだったら受け入れられるかなって、なんか新たな世界開くみたいな」
「ペットに軽いもハードもあるんですか?」
「ないんすか?」
「いやちょっと私には。でもペット買ってみたいんです私も」
「だからそのペットに」
「犬派ですか?猫派ですか?」
「犬派と猫派によってプレイ内容違うんすか?」
「プレイ内容って?」
「その、ほらラブホで言ってた…」
急にナコの顔が赤くなる
「なに言ってるんですか、トモダさん。辞めてください」
「辞めてくださいって俺のモノ」
(舐めたくせに何を今更清純ぶって…)
「カジタさんが…」
ナコが顔を真っ赤にして下を向く
「すみません、なんか」
ユウキが謝る
「いえ、」
暫くずっとナコは下を向いていた。
そのまま無言が続く。
「じゃあ、ここで」
ナコがシートベルトを外す
まだ少し顔が赤いナコにユウキはドキッとする
「あのキスしていいっすか?」
(俺のモノ舐めたんだからキスくらい)
ナコ「キスは好きな人としてください」
ナコは車のドアを急いで開け外に出ていった
キスはダメなのかよ
あの俺を誘惑したのはどー言うつもりだよ
よくわかんねえや
ユウキは髪をくしゃくしゃしあーと声を上げた