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我は想像者である  作者: 清目
王都篇
3/12

おれは、妖精?

妖精ランとであったリサは、リリナを守るため、契約の機会をリリナに譲り、王都に出発!!!

途中フェアリーツリーの実を食べたリサは、進化した??



「兄さん、王都へ行くって、どうやって、遠いよ」

「そうね、ラン、この近くは村とかあるか」


「あるよ、西北の方、すぐ見えるはず」

「馬車でも借りるか、じゃないと 歩いてティリアス王都へ行くと何日もかかる、そういえば、ラン、妖精には瞬間移動とかの魔法はないか、」


「まあ、一応あるけど、リリナは私が守るから大丈夫と思うが、君なら移動した瞬間で体が壊れるわ」


「こっ怖い、やっぱ馬車にするか、」

「じゃ、私を強くさせる方法はあるか」


「ちょっと苦しいが、方法はある」

「妖精の魔法とか?」

「近い、けど一つ約束ある他人に妖精のこと絶対に言わないで、」


「約束する、絶対言わない」

「リリナも約束する、」


「ならいい、えっとこれ、」

「この青い波紋ついてる果実は、なんの実?」


「これはフェアリーツリーの実なのよ、私は食べたことあるから、食べてもなんの効果もない、君にあげるよ、この実は食べた者の種族としての質を最大限にし、妖精が食べたらさらなる効果あるの、」


さすが異世界こんなものも存在してるんだ

「このまま食べるか」


「いいよ、でもちょっと苦しいかも、何しろ

自分の質を変えるから」

「じゃ、アムー、けっこうおいしいじゃないかムムムムー、ケ?、体が熱い、ア、くっ苦しい、、」


「早く座って、私が手伝ってやる、早く」


ホ、熱い、苦しい、息が絶えそうだ、

クッソ、ア〜!!!


「兄さん、兄さん、」

「こっち来るな、大丈夫から、彼は今質を変えれるから、邪魔しないで」

でも、なんで、これは吾が一族の実なのに、なんで人間にこれほどの効果がある


「息を調整して、全身の魔力を感じるそれを静めろ」


そんなこと言っても、静めろ!、

おれはここで死ぬのか、そうだね、おれにはなんの役も立たない、死んでも構わないよね、リリナもランが守ってるから、いっそうこのままで


ふうと頭の中に変な対話が出てきた、これはその男の声だ、


「君は想像者として世界の均衡を破ったから、罰を受けるべき」


「何が均衡だ、村の人たちが魔物に殺されたとき、君はどこにいる、ドラゴンが私の国に進撃した時君はどこにいる!神だと名乗っただけで、人の命を見殺しにするのか、」


「それも一種の均衡だ、君もあの一族を半分殺しただろう」


「違う、君はわからない、神の君には人間の感情などわからない、この世界は不均衡だ!」


「許さない、神だろうと、私の大事な人たちを殺すなんて、絶対に許さない!!!」


「君は弱いのだ、人間として強いとしても、我が存在に届く力がないのだ」


「神よ、君は知らないんだ、時々自分の大切な何かを守ろうとするその思いは何よりも強い力になる…」


諦めない、諦めちゃ何も始まらない、おれは、おれはリリナを守リたい、もう何も失いたくないんだ!!!


アーー!


「こっこれは」「兄さん!」


守りたい、おれはもう失いたくない、たとえあの世界のおれには何もなくても、今だけでいい、失いたくない!


「だからおれの世界よ!強くなれ!!!」

アアアアアアー!!!


「に、兄さん、どっどうしたんですか」


「あ、ありえない、なん、なんで!!」


「なんで、人間には翼がついてる!!!」


「これ、まるで本に書いてある精霊王じゃないか、ありえない、、でもあの印、六つの翼、上の四つは 木、水、火、土、王としての光と闇、

なんで、人間は精霊王だなんて!!!」


「に、兄さんは一体、」


「この感じ、暖かい、まるで自然そのものになったみたい、リリナ?ラン?どうした、そんな驚いた顔してて」


「兄さん、怖かったよ、無事でよかった、ウウウー」

「泣き虫だな、もう大丈夫じゃない」

「怖かったよ」

「それより、これで終わったか、ラン、ラン?」


「自分に後ろをみろ」

「後ろ?なんかあるか、?この感じ、まさか、!翼?」

「本当に驚いた、まさか精霊王はこうやって生まれたなんて、ふとつの願いがある、全てが終わってから、我が一族に来てください」


「精霊 、 王?!!!一体どういうこと?」


「君は選ばれた者よ、これからの君は妖精の王よ、もはや妖精じゃなくて、精霊王だ!」


「でも人間が精霊王だなんてどういうこと」


「私もよくわからないけど、族長に聞いたらわかるかも、それより、早く翼を隠して、人の前に絶対に自分の身分をばれないでじゃないととんでもないことが起こる」


「そう言っても、どうやって、意思を翼に集い、感じるのよ」

「意志か、 、感じてる、」

「兄さん、翼が消えたよ」


「そうか、こんなこともできるんだ、ラン、何を考えてるんだ」

「リサ、私からの願いを聞いてもいい、」


「なんだ、他人みたい、」

「これからも一緒にいてもいい?」


「決まってるでしょう、何があってもおれは離れないよ、リリナもいるから、へへ」

「変態だ」


「変、変態だと、ラン!!!」


でも、結構好きですよ、リサ、君は本当に不思議な存在だ


「ねえ、ラン、精霊王には何ができる、すごい魔法とかできるか」


「決まってるでしょう、精霊王は最強の妖精ですわ、でも人間にはできるかどうかはわからない、リサは今大気の中の元素を感じられますか」

「元素って、この光ってるもの?」


「そう、人間にはもともと見えないんだけど、そうっかだから君は私のことが見えるんだ!」


「これが元素か、集めるのかな、来い、おおお、来た来た、集めろ、」

投げてみるか、ほい、ドン!

「こっこれが魔法なの?」


「リっリサ、君は確かに魔法を学んだことがないよね」

「ええ、そうだけど」


「精霊王は想像以上に力を持ってるか、リサ、どうやら君が魔導学院へ行くのは最も正確な選択だ、これで君の目的が叶えるかも」


「兄さんはすごい、」


「ほらほら、またくっついできた、」

でも、これもけっこういいかも


「ラン、妖精の魔法を教えて、」

「今のとこはしないほうがいいよ」


「なんで?」

「君の精霊王としての基礎はまだまだ築かれてないからです、だから私の一族へ行く必要がある、とは言っても、妖精に魔法はそうだけど、人間としての魔法は少しぐらいは大丈夫と思います」


「じゃ、それを教えて」

「それは王都についてからしたほうがいいよ、人間の基礎としての知識など私は知らないから」


「つまり、魔導学院で学ぶってこと」

「そう、いくら恨みがあっても、魔法はただ使い手によって違うだけだ」


「うん、わかった、今度はできるよね、瞬間移動は、」


「あれはただの魔法陣によってだけだ、大したものじゃない、君もできるはずだ、それに、くれぐれも自分がばれないように気を付かないと!」


「わかった、自分の身を危険にするのはごめんだからな」


「じゃ、少し待ってて、準備するから」

「兄さん、魔導学院って?」


「おれたちは王都に魔導学院に行くのよ、敵はどこにいるかもしれない」


「それじゃ危ないじゃないか、大丈夫よ、おれはそばにいるから、それにランもいるし、」


君を泣かせる者は絶対に許せない、おれにはもう君しかいないから


「魔法陣用意終わったよ、どうする?」

「決まってるでしょ、出発、目的地は、王都!」


「手をつないで、じゃないと別れた可能性がある」

「リリナの手小さいねえ、」

「もう、お、お兄じゃんのバーカ」


……


ティリアス王都


「いったい、おい、ラン、なんで空から落ちるんだよ!」

「兄さん、大丈夫よ、怪我でもないか」

「大丈夫よ、兄さんは平気平気」


「そっそれはきっと位置が決まってないからじゃないかな、そ、そうなのよ」

「あんた、絶対そうじゃない顔してるよ」

「まあいい、っていうか、ここどこ?」


「たぶん王都の周辺と思う」


「兄さん、あれ、」

「城壁、ここは王都の外か、まあそれもいいか、もし誰かに見られたらそれも困るしな」


「さあ、行こう」


王都中心 王宮

「移動の魔法陣、これは面白いねえ」


「ラン、本当にばれないよね」

「この王都で私を見えるのはたぶん君たちだけよ、魔法を施したから、一般人は感じることすらできないよ」


「ならいい、」

「兄さん、私たちはどこへ行けばいいの」

「まずは魔導学院へ行く、それから」


ねえ、聞いたか、今年の魔導入学試験にはあの王女も入学するみたいぞ

へえ?あの王女も入学するかよ

羨ましい、あの王女を見てるだけで、心を保てない

そりゃそうよ、国王の娘はともかく、あの美しさ、まさに女神なのよ

おれも入学したいぐだいだよ


王女?そうっか、こんな世界、当然のことだよね、実際の王女はどんな人か、本当に見てみたい

「ねえ、兄さん、兄さんってば、」


「あ、あどうした」

「もう、何を考えてんの、早く行かないと日が暮れちゃうよ」


「はいはい、そういえば、ラン、魔導学院の入学試験って、具体的はどんなもの、」

「そうね、噂によれば、まずは自分の魔力親近度を測るかな?そのあとは実戦もあるみたい」

「実っ実戦だと、」

「大抵の入学者はほぼ君と同じ、ただの肉体の戦いだけだ、あんたの精霊王の体に勝てるものはほぼないから、心配する必要はないと思うわ」


「そっそか、ホホー、やっぱおれは強いねえ」

「まあ、とは言っても、魔法に当たったら、今進化したばかりの体に痛みは相当あるはず」

「へえーー!!」


「まあ、どうせ、別の目的あるし、入学さえできればいいだろう」


「そうね、リリナは入学したいか」

「もちろんよ、にっ兄さんと離れるのは嫌だ」

「しょうがないな、ランしっかり守っててよ」

「君は自分の心配したほうがいいわよ」


「まあ、なんとかなるさ、じゃ、入学試験、行きますか!」




「いようよ王都についたわね、リリナ」

「はい、兄さん、お疲れ様です」


「っていうか瞬間移動って疲れる?」

「そういえば、ラン、おれたちは魔導学院に入学さえできればいいよね」


「そうですよ、できると目立たないほうがいいわ」

「大丈夫、おれは目立たない人間だ」

あ、忘れた、こっちは異世界だっけ。。

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