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我は想像者である  作者: 清目
王都篇
1/12

美しい世界を想像で生み出す

いつも正しくように見えることがあるのなら、逆の時もある、それはただ特定の人たちが気づき、そう感じている。

人生は美しい物であり、くだらない物である。

君はこの世界を怨むか

君は新しい人生を望むか


僕は死すべき存在だというのか、神、まだだ、彼は、彼は僕の悲願を叶えてくれる、きっとこの世界を変えられる!!!


「ほら、あの人、またそんな顔してて、マジひくわ」「キモイ」「なんであんな人はこの世に存在してんの」「早く消えればいいのに」「みにくいー」


そう、それは僕だ、僕の名前は黒木 しずみ、ゲーム好きで、ゲーマーとして一流の腕を誇り、なのに、ある事情によって、周りの人々に変な人扱いされるようになった


また始まった、どうやら、奴らは、本当におれのことが好きみたい、別におれは悪いことしてないのに、やれやれ


そういえば今日はクリエーション世界の発売日だっけ、評判がいいってネットで見たんだけど、ファンタジー系結構面白いかも


やっと終わった、まあ、結局ゲームのことばっか考えて、授業も専念できなかった、早くゲームやりてーい


このイラストファンタジーの匂い満々、主人公は一人の少年、なのに精霊の翼がついて、周りは青い精霊が飛んでる森にまさに精霊王見たい


すみません、これお願いします


ただいまー、

お帰り、ご飯できたわよ

はーい


さあー、異世界よ、我がきたぞ


えっとと、これは一人の少年が異世界での冒険談、お〜、やはりファンタジー系の異世界ゲームっか、こんなゲームがおれのタイプだよねー


クリエーション世界へようこそ、あなたの性別を選んでください、


「性別か、男!」


次はあなたの職業を選んでください


えーと、どれにしようかなあ、業種は戦士、牧師、魔導師、狂戦士、守護者、後は、想像者、何これ新しい職業?


このゲームは職業によって、別々の物語りがあるっていうことか、ドキドキします、とりあえずこの想像者をやってみますか


……

頭、また痛くなった、あー


「君はこの世界を恨んでるか、新たな人生が欲しいか?」

「誰だ、どういうこと」

「すべては想像によって創造され、もし、君がこの世界が嫌いなら、新たな人生を望んでるなら」


……


翌日 朝8時

「おれは、昨日ゲームしたまま眠ったのか、それになんか変な夢見たような気がする、新たな人生をくれるなんて、本当にできるなら、絶対にこのくだらない人生を捨てるわ」


はい、今日の授業はこれで終わります。

終わった、帰ってゲームよう見に行こうっか、


直った?やはり昨日はただのバッグか


昨日の続きで、キャラの名前を設定し、じゃ「 リサ」 にしよう、一見見れば普通で実も普通

けど、悪くない


このゲームにそら覚えはあるような気がするなあ、なんでだろう


クリエーション世界は大体、人間、魔物、精霊、ドラゴン四つの種族に分かれています、君は世界を動かす力、「想像力」の持ち主として、世界を救おう!!!

これだ、ってこのゲームもこういうタイプ?

朝二時、やばい、ねっねむーい


君はどうする

「どうするってまさか、夢の続きとか?っていうかあなたは誰だ、神?」

君は世界を恨むか

「おれにとっては、世界より、人生の方が嫌いけど」

君は新たなな人生を望むか

「そんなの決まってるでしょ、今よりくだらない人生はないだろう、ゲームの中なら、なんでもできるのになあ」


君ならできる我は君に新たな人生を与えよう、そして君のやるべきことはただ一つ

「何言ってんの」

最強になって、神を殺す

「は?意味わかんない、あなたは神じゃないか、神を殺すなんてできるか」

では、君によい人生を送りますように

「夢もこんなに現実的なんて、おれながら相当な想像力だ、きっとゲームしすぎだろう」


……


お兄さん、起きて、早く起きてよ、一人の少女が泣きながら、話してる

「だっ誰、ここ、どこ?」


一瞬、頭の中に様々なの考えが出てきて、でもどうしても、この目の前にいる黒の長髪、超美少女の顔、涙目し、それに私に抱きついてる、こんなの、夢にしか存在しない話だぞ

一瞬、何かが脳に注ぎ込まれた


いたーい、世界のこと?


もう一人の人生を過ごしたような感じ、何なの、想像者?神に殺された?なんだこれ


お兄じゃん、ウウウー、もう帰ってこないと思ったのよ、彼女はまだ泣いている


この時私やっとわかった、どうやら、あれは夢じゃない、私はこっちの世界に転送されて、もともと死んだはずの人の代わりになった体は私の体、多分私に対する認知や情報が変わっただけ、それに、さっきの一瞬で、その人の記憶も私のものになったような、それだけじゃない、もう一人の記憶もあるようだが、思い出せないままだ


そして、私はこの世界での名前は「リサ」、なんで名前が同じなのかわからないが、もしかしたらゲームの中に入ったなんて、そう考えるようになった


そして彼女はリリナ、記憶によれば彼女はおれの妹だ


おれたちはもともと緑の村という村に住んでるけど、どっかから来た黒い服を着てる魔導師は私たちの村を襲った、村の人たちは命をかけて私たちを守った、でもその後は、また一人の魔導師が遠距離魔法を使って、私は彼女の代わりに死んだ設定になってる、で、おれの登場だ


「お兄さん、お兄さん、もう離さないで、リリナを一人にしないでよ」

「わかったよ、もう泣かないで、私は大丈夫から」

「兄さん、本当に 大丈夫?」

「うん、大丈夫よ、だから、もう泣かないでね、子供じゃないから」

ノリノリだー


「で、でも村の人たちは、、私たちを守るために亡くなった」


彼女の泣き顔を見るたび、その人の記憶のせいかとても腹がたつ、私もあることをわかった、この世界は実力こそが全て、ふうと、頭に声が」


「君は我の記憶を継承し、我の代わりに、この見苦しい世界を変えてくれ」


「我は想像者であり、君に与えるのは想像を創造に変える力、君なら、きっとこの世界の頂点に立てる!」


想像の力?この世界はそんなこともできるか


兄さん、今どうしたらいいの、私たちもう帰る場所もないよと彼女は泣きながら話した


「大丈夫よ、おれがいれば、きっとうまくなるよ」

うん、リリナは兄さんを信じてるよ


このゲームのような人生、これこそおれがずっと望んでる本物、この世界なら、おれはできる、なんだかんだでここにきた以上、おれもやるしかない!

彼の旅は、まだまだこれからだ。

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