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第一ステージが始まってから十分が経過した。数は残り五人

いずれも強力な力を持っている猛者たちだ


「さぁ、いよいよ大詰めです!第一ステージの勝者は誰になるのでしょうか!」

妖精の司会で戦いは進んだ


思った以上に凄い迫力だな。普通に腕とか切り飛ばされてるし……もとの世界じゃ絶対に見れない光景だな


残った五人は全員がパワーファイターであり、大きな武器を振り回している

剣や槍、斧何かが振られる度に大きな音がなり火花が散る


「さーさー、盛り上がってまいりましたー!各ステージから決勝に進めるのは二人、今ステージに立っているのは五人。この中の二人だけです!脱落するのはどの三人だー!」

妖精は盛り上がっているのかノリノリで解説しているがさっきから同じことを言っているのでもう少し実況をしてほしい


それから数分で第一ステージの勝者が決まった

「決まった~!第一ステージの決勝進出者はリークとフルイです」

リークは身長の二倍はある大きな剣を使う剣士で、フルイは盾に武器を仕込んでいるやつである

その戦いかたは独特で、攻撃を盾で受ければ衝撃を跳ね返したり、盾の中心から砲弾のような物を撃ったりして戦っていた


「直ぐに第二ステージの試合を始めます!準備をしてください!」

次の試合に出る七人がステージに上がる

「次は注目のステージです!全員が実力者であり、オッグ老師の配下であるムースさんとウルイさんの推薦であるサトーさんが出場します。どちらが勝つのでしょうか!」

妖精が随分煽ってくる。まだここで決着がつくわけではないんだがな、俺はほとんど何もせずに勝手に潰し合ってくれるのを期待してるんだが


「それでは第二ステージを始めます!レディーファイト!」

合図と同時に全員が動き、一瞬で激しい戦闘が始まる。身体強化を使い攻撃をとことん避ける


数分ずっと避け続けてると

「真面目に戦う気があるのか!全く戦おうとしないではないか!」

真面目に戦ってた人の一人が怒鳴ってくる


「消耗するまで粘って最後に本気を出すってのも戦いかたの一つだろ?なにをそんなに怒っているんだ?」

とぼけて相手を煽る

「は、それなら避けられないような攻撃でぱっぱと終わらせるだけだ」

なんでこうも俺に来るのかねー、潰し合いをして欲しかったのに


仕方ないので少しは戦うことにする

農村にいる間にカスタマイズして強化した剣を抜き、構える

「死ね!」

死神のかまのような物を振り下ろしてきたので後ろに下がり避ける。攻撃しようとしたら剣術のスキルのお陰か振り方がわかるので剣を振るう


「うおっ!」

持ち手の部分でガードする

「何だよお前!そんな素人同然の動きなのにそんな早いんだよ!」

剣術はレベルが低いが身体強化は相当強力なので腕の振りや、威力は強かった

「何だって言われてもな?大嘘つき、位しか俺を表現できるものがないんだが」

ギルド長の部屋で言ったことをここでも使う

「はぁ?大嘘つき?なに訳分かんないこと言ってんだよ!」

何度も何度も鎌を振ってくるが全て剣で受ける


「僅か七人で始まった第二ステージ!それもいよいよ終盤です。只今ステージに立っているのは四人、その四人も一対一で戦っているのでその勝者が第二ステージの勝者になりそうです!」


もうそんなに少なくなってるのか。ならここで終わらせても良いかもな

「お前もなかなかやるな!しかし!俺の方が強いってことを証明してやる!

来い!全てを闇に覆う戦士、デュラハン!」

解析で見た結果、召喚石というアイテムで魔物を呼び寄せたらしい


てか、強いことの証明って必要か?初めて会ったばかりで何の関係もないのに

「おおー!召喚を使って味方を増やした~!これで二対一で戦わなくてはいけません!これは勝負あったか~」


元気だな~あの妖精。あんなに小さいのにどこからこんな大きな声が出てるんだろ?

鎌とデュラハンの剣を捌きながらそんなことを考える


そもそも当たったとしてもダメージは無いのでそこまで真剣に防御しなくても問題ない

「ちょこまかと、デュラハン時間を稼げ。大技で終わらせる」

そう言って後ろに下がり魔法を発動させる


魔法って使ってよかったっけ?

「終わりだ!」

デュラハンと入れ替わるように鎌を持ったやつが突っ込んでくる


しかし、俺にたどり着く前に横から入ってきた人に吹っ飛ばされた


「早く試合は終わらせるべきだ。君ならもっと早く終わらせられる気がしたんだけどね」

横から入ってきた人は爽やかに言う

てか、誰だ!お前は!


「さて、これで第二試合は終わりだよ。早く退こう。次の試合があるからね」

こちらの返事を聞かずにさっさと行ってしまう

随分と面白いやつだな、ガウにはこういう奴が多いのか?


とりあえずステージは降りる

「さあさっそく三回戦を始めていきます。次の人たちは用意してください」


次の試合は選手最多の試合だ。どんな感じになるのか少しだけ楽しみである


「選手が揃いましたので早速始めていきますよ!レディーファイト」

三回戦が始まった



第三ステージはグダグダだった

特出して強い人がおらず、全員が同じような力なので全員がボロボロになった

決勝に進んだ二人も傷は直ったとはいえ、体力は回復しないのでかなり疲れていた


「これで、三つのステージの決勝進出者が決まりました!では、決勝は明日からになります。疲れを残さないようにしっかり休んでおくように!以上!」

どうやらこれで今日は終わりらしい。仕方がないので御堂のところに行くことにする


いろんな魔法が飛び交い大きな音がしているので場所はすぐに分かる。ウルイがいたので声をかける

「よう!ウルイ」

「ん?おおー、お疲れであったな。決勝進出おめでとう」

もう知ってるのか。情報伝達が早いな、通信装置があるから伝えるのは簡単だろうけど


「御堂はどこだ?」

見当たらないので聞いてみる

「お嬢さんなら今戦ってるところだ、強すぎるがな。我も負けた」

マジか!御堂どんだけ張りきってんだよ!


そのステージを見ると数人の魔法使いが御堂に集中攻撃していた

おお!やっぱり魔法は凄いな。見た目が派手だ


一斉攻撃を受けた御堂は全く聞いていないかの様に立っていた、実際にダメージなど無いのだろうが

それからは数分で決着がついた。もちろん御堂の圧勝だ


「お疲れ、凄かったな」

ステージから降りてきた御堂を労う

「けんちゃん!見てたんだ!どうだった?どうだった?」

俺を見つけた瞬間駆け寄ってきて、首に腕を回して抱きついてくる

農村からこんなノリなので馴れてきたがやっぱり人前ではやめてほしい


「凄かったな!よく頑張った」

褒めながら頭を撫でてやると嬉しそうな顔で胸に顔を押し付けてくる。農村でも味わった嫉妬の目線が突き刺さる


「二人とも」

ウルイが面白そうな、あきれたような顔で近づいてきた

「なんだ?」

「そういうことは帰ってからにして貰いたいんだが」

「仕方ないだろ。こいつが引っ付いてくるんだから」

御堂を引き剥がそうとしても、磁力魔法でお互いをくっ付けているので全く離れないようになっている


「で?何か用か?」

「ああ、そうであったな。戦闘部門の決勝は明日であろう?そろそろ帰って休もうかと思ってな」

それもそうか、ここにいても何かある訳じゃないし早く帰るか

「なら、帰ろう。戦いかたも研究したいしな。御堂もそれでいいか?」

「……」

「御堂?どうした?」

「……」

くっついたままのなにも言わなくなってしまった


まさかとは思うが

「ことちゃん」

「なに!」

やっぱりか!なんでことちゃんじゃないと反応しないんだよ!今までは、おい、や、なぁ、で済ませてたから呼ぶことなかったんだよね


「もう帰るけどいいか?って聞いてるんだが」

「もちろんいいよ。けんちゃんが行くなら私も行くもん」

完全に引っ付き虫だなこれは


大きなのをくっ付けながらウルイの後を追い、いつも通りの祠の前に帰る

「我はまだやることがあるのでここで失礼する。ではまた明日、よろしく頼む、二人でも指輪を当てればこの移動魔法が使えるからそれで来てくれ。では!」


ウルイは一方的に言って行ってしまった

さてと、明日までに決勝で戦う奴らの攻略でもしとくか

解析結果は覚えているのでそれをもとに対策を練る

「疲れたときは甘いもの食べようよ!」

考えているといつの間にか腕を絡めている御堂から提案があった


そうだな。今日は活躍したみたいだし奮発してやるか

「どっか行きたいとこでもあるのか?どこでもいいぞ」

「ほんとに!」

目をキラキラさせながら聞き返す

「ああ、活躍したみたいだしな。ご褒美だ」

「やったー。じゃねじゃあね、部屋で食べたいな!あーんしたい」


うわー絶対やなんだけど……どうするかな、スッゲー期待してるんですけど


「ダメ?」ウルウル

「分かったから泣くな!」

涙を浮かべられては従わざるをえない

「やった。早く食べ物買って帰ろ」

御堂に腕を引かれながら買い物に出発した

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