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俺の幼馴染みは  作者: 時川
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訪問して頂きありがとうございます。短いです。

「だから、この公式をつかって、答えだすんだよ。」


「うー…。…マジ、数学何てなくなればいい。」


「本当にねえ。三角関数なんて、何のやくにたってんだか。」


俺の言葉に美優が同意する。沢田さんは、俺達の言葉に苦笑いだ。裕は、白い目でみている。やっぱ、裕の教え方は、丁寧すぎて、理解に苦しむ。なんとなーく、どの公式を使えばいいのかっていうのはわかるけど、それが正解かどうかは、微妙な所だ。


「七海、これは?」


「あ、えっと…。これは…。」


美優が、裕の教え方に見切りをつけ沢田さんにSOSを出す。俺も、沢田さんに教わりたいけど、そんな事をしたら、裕の死線(視線)がとんでくる。


そう…今日の勉強会は、SAクラスの自習室を裕が借りて、裕が沢田さんを誘ったからだ。本来なら、裕は、二人きりでを望んでいたはずだけど、沢田さんが美優に裕に誘われた事を話したらしい。

てか、絶対無理矢理聞きだしたに違いない。


「うわ。もうこんな時間か。」


期末テスト休みで部活がないから、進学クラスの殆どの生徒は、塾に行ったり、帰って勉強したり、自習室を借りて勉強しているらしい。まあ、自習室も、普段から部活が終わる時間よりも、一時間前ぐらいに閉めるそうだ。そして時計は、すでに閉める時間。閉める時間になると、日直の先生が回ってきて、生徒が部屋を出るまで待っているそうだ。


「あ、もう出ないと先生来るね。」


がたがたと、片付けをしはじめる。

夏休みが近くてすでに気温が高くなってきているし、外も明るい。

特進クラスの自習室を借りていただろうと思われる面々が部屋から出てくる。いくら、特進クラスが一緒にいれば普通クラスでも特進クラスの自習室を借りれるとはいえ、やっぱり、普通クラスの人間はほとんどいない。ざっとみたところ、俺達を省いても、2、3人すれ違った程度だ。


「じゃあ、また明日。」


「あ、はい。ありがとうございました。」


駅で沢田さんは、反対側のホームにいくため、別れる。名残惜しそうに裕が、沢田さんの背中を見つめる。沢田さんがホームに降りる階段を降りたと同じに裕が、俺達がいつも利用するホームへかけ降りた。


「…裕くん。」


美優が残念な人を見る目で裕を見ていた。沢田さんに関すること以外なら、完璧が服を着て歩いているような裕なのに。


「裕。」


ホームに降りると裕が遠巻きに女子に見つめられていた。いつもであれば、裕の定位置に立って注目を浴びないようにしているのに、今日は、階段を織りきったすぐの所でたっていたので、異様に注目を浴びていた。女子に視線を囲まれたぐらいで、裕が動けなくなるなんて珍しいな…。何て思ったけど、固まった裕の視線をたどったら、沢田さんの隣に大翔が立っていた。


「あ、大翔君。七海と一緒にいる!」


美優。……裕が不機嫌オーラ発動したぞ。俺は、そしらぬふりをしたい。


「あ、こっちの電車が先だね。」


暢気に美優がホーム扉の所に並ぶ。俺は、固まってる裕の肩を叩き、裕を促す。


「幼馴染みだっていったろ?」


ああ、うん…。と、なんとも情けない囁きに、俺は、最大の秘密を裕に耳打ちした。


「大翔、彼女いるってよ。…ここだけの話な?美優には、秘密だぜ。…大翔の彼女、沢田さんのお姉さんだって。」


電車が入ってきた音で、裕以外には、聞こえてないな。裕はと言えば、俺を凝視して、目を見開いていた。


驚いたか。



世の中は、夏休みなのに、小説では、まだ学校いってます。夏休みっていっても、高校生は、部活や、補習でほとんど学校いきますよね。

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