足の速さには自信があります
意気揚々と街を目指している俺だが早速ピンチになっていた
まさか山賊に周りを囲まれてしまうとはなんとベタな展開だろう
どうせ次のセリフで金品全部おいてけとか言うんだろう
「おい兄ちゃんお前の持っている金品全部置いてきな」
ほら俺の思った通りだったまず俺は左手の甲に紋章があるのを確認した
山賊たちは重そうな装備をしているので足はそんなに速くなさそうだ
隙を見つけて走って逃げよう
「俺の荷物ならあそこの木の陰にあるからとってきていい?」
(よっしゃ俺がバイト中に鍛えた接客スマイルと気をそらす作戦成功)
このまま思いっきり走って逃げようとしたが人が通れるほどのスペースはなかった
どうするかを必死に考えるとすぐに答えが出た
(このまま走ってつっきちゃえ)
地球では50m13秒の俺が6秒台で走っているような気がした
(こっちの世界では足の速さもスタミナもある勝てるぞ)
運よく山賊の間を走り抜けれた俺はオリンピック選手顔負けの走りを見せた。
途中で捕まると思っていたのだが難なく山賊から逃げ切ることができた
「ここが最初の街かなんかちっさい気もするけどまぁいいや宿屋を探そう」
街というより村のような感じのするところは自然が豊かでいかにも
始まりの村という感じの場所だった。
順調に宿屋を見つけて中に入ろうとしたが大事なことを忘れていた。
「俺ってお金持ってないじゃん」
宿屋の目の前でこのようなことを発する俺はどのように見えたのだろう。
お金を探して自分のポケットの中を探すとズボンの右ポケットに諭吉様が2枚も入っていた。
意気揚々と店の中に入ると1ヶ月無料と書いてあった
悲しいと思ったのは気のせいだと思う。
「とりあえず部屋を確保したんでひとまず寝ますか」
明日は仲間を集めてレベル上げをするぞと胸に誓った俺は
睡眠を始めた…
今回は凄く頑張って執筆しましたさすらいのゲーマーです
なんかどたばたした感じでしたがいかがだったでしょうか?
次もgdgdな展開になってしまうきがします
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