過去と家族
読みやすくなっています。少し短いかもしれませんが…ゆっくり見ていってね。
もう魔王が城下町歩くこと、普通になってなんというか…
「魔王様彼女持ちヒューヒュー」「かっけー」「まったサボりなのかな?」とかもう、ご近所の人みたいになってる訳ですわ。今、I love アニメtシャツ着てますw
ここは闇の大陸、種族はヴァンパイアなどの異人族が多い。又、城下町はいろんな種族が売買に来る為、沢山の種族がいる。闇の民は、夜に活動する為、今は最高のにぎわい時である。ルウはまだ昼活動系なので、こうゆう時に民と話している。
ルウは気付いた時には2人に手を繋がれていた。「はなして」といってもふゆみは「やだ」といい、アスタロトの場合「……(威圧)」話しかけた瞬間ブッ殺されそうなので、言わない。この世界の月は真紅と蒼だ。たまに「魔界は別の天体じゃないか?」とか思ったりする。だが、そんな事はどうでもいい。今の俺の好きな世界はここで、今はここに住んでいて魔王だ。どんな世界だろが天体なんて関係無い。俺はここが好きだから…それだけで理由はいい。
「私ここ好き〜」
笑顔でそう言うふゆみ
「俺もこの世界が好きだ。」
と笑顔で返した。俺は絶対魔界を守ってみせる。
ふゆみとは、小さい頃から家が隣で、仲が良かった。小学生になるとふゆみは父親からイジメを毎晩のようにされていた。ふゆみの泣き叫ぶ声をいつも聞いていた。
ふゆみに聞くと彼女は「大丈夫」といい、いつも耐えていた。1番許せなかったのは、大人だ。
聞こえてるはずなんだ、あんな大きな声で泣き叫んでいるのに…親に言っても「聞こえた?」ととぼける。少女がイジメられているのを大人は見て見ぬふりをしてる事が許せなかった。ある日又声がして、俺は又虚しくなった。助けたい、でも相手は大人…警察に行ってみたがどいつもこいつも、しかられてるだけだよ、とお茶を濁す。
そして俺はある声を拾った
「ルウ君助けて!」とその瞬間に泣いた…いつも彼女は俺に助けを求めていたのではないか?それと何も出来ない自分が悔しかった。悔し涙だった俺はカッターとコンパスをポケットの中に入れ、窓から彼女の窓に入った。俺はこの時わからないが窓が開いてると思って余計な物を持たなくて済んだ。
そして親達が階段を上がる音がする。俺は急いで彼女の部屋に入った。そこには、ふゆみの母親がいた。手には無数の切り傷、流れ出る大量の血…そして気絶していた。止めようとしたのだろう…いや、いやいつも止めていると思われる刺され傷がある。ふゆみには、刺され傷がなかった。別々に暴行を受けていたことがわかった。
それに俺が入ってから彼女の悲鳴が聞こえない事に気付き急いで一階へ降りた。
ふゆみの父親の部屋だと思われる部屋でふゆみは首を絞められていた。 そして俺は扉の前にある包丁を持ち男に襲いかかる。
焦っていたのか、右背に刺してしまった。
「何するんだ!このガギィがぁ」
標的をふゆみから俺に変えるふゆみの父。
俺はこの時初めて死ぬ恐怖を味わった。俺は首を絞められる。死んだと思ったその時…
「やぁ!」と小さな手が彼に刺さっていた包丁で彼を刺していた。可愛らしい顔は真っ赤に染まっていた。男はひるみ手を緩め、俺はポケットのカッターで首を切る。動脈が切れ男は動かなくなり、俺の方へ倒れてきた。パジャマは真っ赤な血で染まる。俺は男の巨体をどかして立つ。
ふゆみは俺に飛びついてきた。
「ありがと…怖かったよぉぉ」
と俺の胸で泣く。そうしていると、ふゆみの母が降りてきた。
「助けてくれたの?ふゆみを…」
驚いていた。そして…
「…殺したの?」
両親が汚物を見るような目でこちらを見て質問する。
「そうだよ。俺が全部やった」
「…ルウ君まっー」
「そうか…」
彼女の罪まで背負った。その後、いろいろ裁判とかがあり、処分は監視となった。
俺は中学生を卒業すると親に捨てられていた。ホームレスになり雪道を歩いてた。その時助けてくれたのが…
「ルウ君捨てられたの?」
「あぁ…ふゆみの母さん」
「じゃあ私の兄の私立高入らない?」
「大丈夫なのか…?俺は殺人鬼だぞ?」
「私達家族では、感謝してるから。大丈夫。寒くない?私達の家来ない?私は大丈夫だから」
昔あった事がまるで嘘みたいな笑顔をしていた。切り傷がまだ残っているが…とても綺麗な笑顔だった。
「じゃあ…お願いします」
そして俺は佐藤家にとても優しくされ接してくれた。俺は初めて家族の温かさを知った。でもあの時…
終わりはもう出来ているんですが…
間を考えて毎日ノートに書いてますw
応援してくれたら嬉しいです。(≧∇≦)
では、また!