街の防衛戦⑥~魔人再び!
久しぶりの連日更新です。
GW(ゴールデンウィークは連日更新を出来る様に努めます。
戦闘が始まってから10分が経った頃に悲劇が起こった。
西側チームを率いていたマリッター副団長が魔人との闘いで戦死した。
「ば、バカな!?...ふ、副長が、殺される...なんて...」
「よ、よくも!副長を!!副長の敵だ!」
「副長が敗けたんだ、撤退しよう」
騎士たちが騒いでいる。
(A隊と呼ばれていた人達も何人かは魔人の犠牲になっている状態で遂に、副団長までが敗れるなんて。
誰が、あの魔人を食い止めればいいんだ。てか、団長やブルトルさんは何をしているんだ?早く来てくれ)
「次ハ誰ガ相手ダ?ソレトモ、全員死ヌカ?」
魔人の威圧を受けて、誰も動こうとしない。
その状況で動いた人が居たのだ。
誰かは知らないが、俺たちの後ろの方から走って此方に向かってきている騎士だ。
その騎士に自然と視線が集まった。
その騎士が口を開いた。
「伝令!南側と東側にも魔人が出現しており、団長もブルトル殿も援軍には時間が掛かるとの事です!」
(えっ!?ヤバくね?...てか、期待していたのにガッカリだよ)
「も~ダメだぁー!!」
「詰んだ―!」
「逃げろぉぉぉ」
冒険者の半数以上が戦意を喪失した。
そんな中で闘う意思をまだ持っている人達も居た。
「狼狽えるな!ここで逃走しても、追いかけられて殺されるだけだ!それに、時間を稼げばブルトルさん達が援軍に来てくれるはずだろ?
ここで、あっちにこいつらを通せば勝てる戦いも勝てなくなるぞ!
それでも、いいのか!?ここで俺達が逃げ出せば、街の住民は殺されるんだぞ!漢らしく最後まで戦ってやろうじゃねーのよ!」
(まさに、漢って感じの巨漢だ)
「そ、その通りだ」
「俺達にも意地がある!」
「この街には妻と子が居るんだ。絶対に守ってみせる」
「冒険者を舐めんなよ!」
冒険者が立ち上がったのだ。
それでも、数人はオロオロしていたけど。
「よし!やってやろうじゃあ、ねーか!」
西側チームと鬼たちの第二ラウンドが始まった。
「ガハハハ、面白イゾ!ソノ意気込ミハ褒メテヤロウ」
鬼は残り10体ぐらいしか残っていないのに対して、こっちは40名は残っている。
鬼の魔人が騎士を爪で八つ裂きにしていた。
「我、放つは地獄の業火 《ヘルフレア》 」
多分、俺の使える攻撃手段の中で一番威力のある攻撃を魔人に向けて放った。
鬼の魔人は藍色の炎に飲まれた。ついでに、ヘルフレアの延長線上に居た鬼にも直撃した。
「...ユーマはいくつ属性魔法がつかえるんだよ?」
俺の傍にいたオリュンが呆れた感じに聞いてきたが、「今度教える」と言ってから追撃を行った。
「我、放つは氷の槍 《アイスランス》 」
氷で出来た三本の槍を飛ばした。
しかし、全然効いている様子は見えないのだ。
「虫ケラヨ、オ前ニハ散々驚カサレタゾ!名ヲ聞イテオコウ」
「ユウマ.ジンノだ。覚えておきな」
「覚エテオコウ。虫ケ...オット、ユーマダッタナ」
(一応は名前を覚えてくれたみたいだな)
俺はディメンションから取り出しておいた剣を構えた。
ユーマVS鬼の魔人の戦いの幕が切って落とされようとしていた。




