街の防衛戦⑤~殺せてないフラグ
更新が遅くなってしまった><
次回はGWなので、出来るだけ早めに投稿します。
俺達は鬼共が来るのを迎撃準備をしながら、待っていた。
中には、鬼共に来るな!って思っている人も多いだろう。
俺は危機になれば、逃げる事も視野に入れておこう。
卑怯だって?―知るかー!命を失ったら、元も子もねーだろ!
俺が自問自答してたら、西側のチームの代表の騎士が作戦を発表していた。
「皆、聞いて欲しい。今回の我々の作戦は時間稼ぎだ!魔人は二体も居るが、アントニィ団長とブルトル殿が倒してくれる手筈になっている。
だから、安心してほしい。アントニィ団長とブルトル殿達が魔人を屠るまで、我らが時間を稼ぐのだ!!このドグール騎士団の副団長であるマリッターに力を貸してほしい!」
何か真面目で熱血そうな男が士気を上げようと声をかけている。
(てか、副団長が西側は指揮を執るみたいだな)
「おい、本当に大丈夫なのかな?」(ヒソッ)
「ど~なんだろうな?」(ヒソッ)
「他の陣営を見た限りだと、ここは余りらしいぜ」(ヒソッ)
「それは、どーゆうことなんだ?」(ヒソッ)
「Aランクや有名な冒険者は東側にいるし、南側には実力のある騎士を主体に組んでいるみたいだしな」(ヒソッ)
「そ、そんな...」(ヒソッ)
「それでも、副団長さんは居るから大丈夫なんだろ?」(ヒソッ)
「わかんねーぜ。申し訳程度に居るだけだろ」(ヒソッ)
「確かに...実力のある奴が一人も居なければ、こちらの士気に関わるからな」(ヒソッ)
低ランクの冒険者がヒソヒソと話をしているのが、聞こえてきた。
騎士の方は流石と言うべきか。
弱音を吐いている奴は居ないみたいだ。
俺が周りを観察していたら、ルドルフとオリュンが話しかけてきた。
「ユーマは、この布陣をどう思う?」
「西側から鬼共に攻められたら、防げると思うか?」
2人の顔は真剣そのものだった。
「これは俺の憶測だが、あの”魔人”に攻められたらこの布陣では太刀打ち出来ないだろう。魔人は騎士団長やブルトルさんが何とかしてくれるみたいだけど、長くは保たないと思う」
「やっぱりか...」
「なら、一体でも多く道連れにしてやろうぜ」
「そうだな」
俺達が話していると、見張りの騎士が大声を上げた。
『鬼共が見えたぞー!!三方向から同時に攻めてきたぞ!各自、迎撃準備!』
風魔法で全体に届くように伝えたみたいだ。
「弓隊と魔法隊は迎撃準備!」
副団長が指示を出した。
辺りは緊張に包まれている。
鬼共が見えてきた。
「放て!!」
副団長の号令で迎撃を開始した。
魔法も矢も最初に一斉射撃した時よりも圧倒的に少なかった。
それでも、しないよりはマシだ。
鬼共との距離がどんどん近くなってきている。
鬼共の数は30ぐらいかな?
これくらいの数なら倒せるかなと思っていたら、奴を発見してしまった。
俺達が遭遇した魔人だ!
(マジか!運が無いぜ!いや、急いで報告しなくては...)
俺が急いで伝えようとすると、あの魔人と目が合ってしまった。
(...大丈夫だ、落ち着け。いくら、魔人と言ってもこの中から少し闘った相手を見つけられる訳ないよな)
とっさに目を逸らしたが、視線を戻してみた。
...また、目が合ってしまった。
すると、「ニヤリ」と哂いやがった。
(いや、落ち着くんだ!偶然かもしれないだろ)
俺が冷や汗を流していると、魔人が喋りだした。
「虫ケラヨ、マタ会ッタナ。今度コソ殺シテヤルカラナ」
「やっぱり、覚えてたかー!!魔人が出たぞ!早く、誰か報告を!」
俺はヤケクソ気味に叫んだ。
「全員、あの魔人に総攻撃だ!」
副団長の言葉に従って攻撃を仕掛けた。
煙であまり見えないが、命中したはずだ。
「殺ったか?」
誰かがポツリと言葉を零した。
(それは、殺せてないフラグだろうがぁぁぁ!!!!)
煙が晴れてきた。
「効カヌワ!サテ、殺サセテモラオウカ」
鬼共が突っ込んできた。
「各自、迎え撃て!魔人は私とA隊が引き受ける。他の鬼共の事は任せたぞ!少ししたら、団長かブルトル殿が来てくれるからな!A隊は私に続け!!」
そして、西側チームVS鬼軍団の戦いが始まった。




