街の防衛戦②~開戦の狼煙
次回は三日後までを目安に頑張りたいと思います。
俺達は指揮官っぽい人に号令で魔法や矢を放った。
鬼の集団に炎,水,氷,風,雷と云った魔法が炸裂した。
この攻撃を開戦の狼煙としよう。
現在、凄い量の砂煙が舞っている為に視界が悪くて現状が分からないのだ。
すぐに誰かが風魔法を使い、砂煙を風で蹴散らしたおかげですぐに視界が回復したから良かったものを...やっぱり、きちんと作戦会議とかしておかないとな。
そこに『全員!襲撃に備えろ!』と風魔法を使い、声の音量を上げてから指揮官っぽい人が指示を出した。
「「「「おぉぉぉぉ!!」」」」
冒険者や騎士の人達の士気も高いみたいだ。
迫ってくる鬼の数は...200ぐらいかな?
半分も減ってないけど、3分の1ぐらいは減ってると思われる。
そんな事を考えながら、持ち場の街の中に戻って迎撃に備えっている。
少しして、前方の門の方角から激しい戦闘音が聞こえてきた。
「門の方では、始まったみたいだな」
「ああ」
「緊張するな」
「騎士たちが門で仕留めてくれれば、楽なんだけどな」
「そんな期待スンナって」
俺は現在、ルドルフたち+四人パーティの合計七人で居る。
四人パーティの弓使いと魔法使いは屋根の上で襲撃に備えている。
残り―――――つまり、俺達は普通に道端で雑談しながら待機だ。
さらに、少しの時間が経過した頃に鬼が街の中にまで侵入してきたのだ。
俺達の近くにまで出現したが、他のパーティが相手をしている。
そこに加勢に行く感じで鬼共を倒して行った。
順調に鬼共を討伐していったのだ。
新しい獲物―――五体目の鬼が俺達の前に出てきた。
「次の獲物が来たぜ」
近くに居たパーティの一人の男がそう言ってから、斧を両手に突っ込んでいった。
(あの鬼って他のに比べてデカくね?)
俺は少し疑問に思ったが、最初に突っ込んだ男の援護をする為に他のメンバーが動き出していたので、俺も援護できる様に動いた。
俺が動き出すのと、同時に男は手に持っていた斧を横に振り回した。
その攻撃が”少し大きい鬼”の胴体に当たったが、「ガッキン」という金属同士が当たったみたいな音を発しただけで、ダメージは全く無いみたいだ。
「え!?」
男も驚いている。今までの鬼は一撃で倒せなくても攻撃はきちんと通っていたのに、今回の鬼には通じなかったのだ。
「バンド!すぐに離れろ!」
男の仲間が声をかけるのと同じタイミングで鬼は男の頭を片手で鷲摑みにして持ち上げていた。
「イタタタタ!放せよ!」
男が抵抗をしていると、男の頭が弾けたのだ。
もちろん、鬼が握り潰したからだ。
トマトのように赤い物体が飛び散った。
(え......コイツは今までの鬼より強い)
「バンドーーー!」
男の仲間の一人が長剣で斬りかかった。
鬼が右腕を横に振るうと、長剣を持っていた男が近くの住宅の壁に叩きつけられていた。
しかも、凄い勢いでだ。
「ぐhっは!!!」
攻撃を喰らった男は吐血した。
まだ生きているが、内臓やあばらを数本ヤッてしまったようだ。
バンドの仲間の治癒魔法使いが長剣持ちの回復に近付いて詠唱を開始した。そこを守るようにバンドの仲間の盾持ち(タンク)がかばう様に治癒魔法使いの前に出た。
それを見た、俺達7人も我に返り、援護に動いた。
俺達が攻撃するよりも前に鬼は右の拳を盾持ちに叩き込んでいた。
盾持ちはしっかりと盾で防いだが、鉄の盾が縦に真っ二つになってから盾持ちの胴体を貫いていた。
「なっ!」
「盾を貫くだと...」
「どんな力だよ」
「接近戦は不利かな」
「化け物か」
俺達の言葉を無視した鬼は、治癒魔法使いと長剣持ちの男に拳を振るった。
しかし、鬼の拳が二人に届くことは無かった。
そこは、俺がソーラーレーザーを鬼に放ったからだ。
鬼の顔面に直撃したのだ。
「ナイスだ!ユーマ」
「ああ」
ジュゥゥゥゥ!!と何かを焼くような音とともに煙が風に流されて消えてから鬼の姿を確認してみたが、顔が少し焼けただけだったのだ。
「ホォ、無詠唱デ魔法ヲ使エルヤツガ居タノカ。治癒魔法使いヨリ先ニ殺スンダッタナ」
(何で、カタコトなんだろうか?...いや、そんな事より...)
俺は深呼吸をしてから叫んだ。
「鬼が喋っただと!!!!!!!!!」
俺のツッコミが町中に木霊した。




