鬼達に勝利しました。
すみません。更新速度を数日に一話とさせてもらいます。
活動報告に詳しい事情を書いておくので、良ければ読んでください。
馬車の方から二属性の魔法が鬼達に放たれてきた。
(成る程、援軍が来たおかげで魔法を唱える程の余裕が生まれたのだろう)
さっきの魔法のおかげでコチラも動きやすくなってきたな。
魔法を喰らって地面に膝をつけていた鬼二体の首辺りに”伸縮の剣”を叩き込んだ。
首を叩き斬る事は無理だったが、殺せたと思う。
死んでなくても致命傷で動けないだろう。
「火の渦よ、敵を燃やせ 《ファイヤートルネード》 」
フランさんが唱えた魔法で残り八体居た鬼に攻撃をした。
倒せてはいないみたいだけど、足止めに成功したみたいだ。
「魔法使える人は詠唱して」
フランさんから指示がきた。
「空気の刃よ、敵を切り裂け 《エアーカッター》 」
「我、放つは氷の槍 《アイスランス》 」
フランさんの炎の魔法が消えるのと同時に俺ともう一人が魔法を発動した。
カマイタチみたいに風の刃が8つ鬼達に直撃した。
俺の作った氷の槍は三本だ。
もっと多くの槍を作成したかったのだけど、初めて使用した魔法だったから出来なかったのだ。
あれらの魔法を受けたからか、二体の鬼が地に伏せていた。
残りの六体もダメージが大きいみたいだ。
「炎よ、敵を痛めつける鞭となれ 《ファイヤーウィップ》 」
フランさんの手元から炎の鞭が出来た。
その鞭を横に一振りした。
その鞭の攻撃を三体の鬼が受けた。すると、爆発が起こったのだ。
(えっ!?...何故、爆発したんだ?)
「ッチ!これだけの威力にすると、一撃で壊れるのが難点ね」
フランさんの手に在った炎の鞭は霧散していったのだ。
残り三体だ。
そこに、イキナリおっさんが斧で一匹にトドメをさしやがったのだ。
多分、あっちの馬車の護衛だろう。
経験値の為に俺が残りの二匹に伸縮の剣でトドメを刺した。
「これで一安心だな」
フランさんの言葉に続ける形で何人かがこちらに来た。
「助けて頂き、ありがとうございます。私はこの馬車の持ち主で商人のグランドと言います。彼方たちが助太刀に来て下さらなければ、私達の命も無かったでしょう」
俺達が護衛していた馬車もコチラに向かってきた。
そこで商人同士で話し合っている。
その間に鬼の素材や討伐証を剥ぎ取っている俺達。
分け前は活躍した歩合制って事になった。
俺は五体分貰えた。
フランさんが七体。オリュン達が一体。
残りがあちらの護衛の人達の分だ。
剥ぎ取りが済んでから出発した。
このまま合流した状態で街まで行く事になった。
安全面も上がるから別に良いんだけどね。
「これで、俺達の合計で六体だな。依頼も達成出来けど、どうする?」
俺達は街に到着するまで、今後の予定を話し合っていた。
「明日からもう少し狩ろうと思うけど、いいか?」
ルドルフが提案してきた。
「別に構わないけど、六体も狩れば充分だろ」
俺の言葉にオリュンが反応した。
「ユーマが倒した五体はユーマの取り分だろ。俺達は何もしてないしな」
何て律儀なんだろうか。
「いいよ、気にしなくて。最初に山分けって決めただろ」
「いや、俺達の気が済まないんだ。ほとんど、何もしてないのに報酬だけもらえないって」
(二人とも変な所が真面目だな)
「そこまで言うなら、わかったよ。明日は、キッチリと倒そうぜ」
「おうよ」
「当然だ」
それから少しして町に到着した。
街の門で門番に身分証―――ギルドカードを見せてから街に入った。
グランドさんが別れ際に「お礼だ」って言ってから俺とフランさんに金貨一枚ずつくれたのだ。
「宿を探そう。臨時収入も入ったから、奢るよ」
俺達は宿に向かった。
「わかった」
「せっかくだし、奢ってもらおうかな」
運良く、すぐに宿屋を発見出来た。
「いらっしゃい」
店に入ると、気前の良さそうなおっちゃんが出迎えてくれた。




