鬼達との戦いが始まりました
予定より一日遅くなり申し訳ありませんでした。
俺達の数十メートル先の馬車が20程の数の鬼に襲撃されている。
護衛らしい十数人が応戦しているが、このままでは敗けるだろうな。
「そうだ!あいつらを囮にしている間に街まで行こうぜ」
フランさんにボコボコにされたゴルドが言った。
「おい、それは...いくらなんでも、ひどくないか」
先頭に居たもう一人が抗議している。
「なら、あの数の鬼に勝てるのかよ」
「た、確かに...」
「ここは、どうするかを決めるべきだろう」
(鬼ぐらい倒せそうだけど、あの数は厳しいかな。せめて、どれくらい強いか分かれば...大作も練れるのに)
「私は行くわよ。ここで話しているよりは良いと思うしね」
フランさんはそう言うと、走って襲われている馬車に向かった。
「Aランク冒険者が居るんだし、何とかなるだろうし俺も行くぜ」
「ああ、俺もだ」
ルドルフとオリュンも行く気らしい。
「じゃあ俺達も行こうぜ。残りは馬車の護衛だ。俺達が敗けたら撤退って事で」
俺は二人に声をかけて走って行った。
俺は後ろからウォータースライサーを鬼達にぶち込んだ。
さすがに一撃では仕留められなかった。
それでも、攻撃を受けた数匹には大ダメージを与えれたと思う。
「あら、彼方たちも来たのね」
フランさんがこちらに一瞬、目線を向けてから声をかけてきた。
「援軍に来ましたよ」
俺達も武器を構えてから鬼達と戦い始めた。
鬼達も後ろから攻撃されてから戸惑っているみたいだ。
「我、放つは氷の弾丸 《アイスバレット》 」
俺の放った、氷の弾丸を直撃した鬼も少し怯むぐらいのダメージしかないのだ。最近、魔法の威力も上がってきていたのに。ショックだ。
鬼の一匹が丸太のように太い腕を振り上げて攻撃してきた。
俺はバックスッテプで避けたが、喰らえばヤバそうだった。
(俺の氷結魔法では倒せないみたいだな)
そんな事を考えていると、三体の鬼がこちらに向かってきた。
「《無月》 《三日月》 《砕月》 」
魔法では倒せない事が分かったから、無刀流で攻撃をした。
最初の無月で一匹目の首を飛ばした。
次の三日月で下半身と上半身を二つに切断した。
最後の砕月で胴体をグチャグチャにした。
俺の攻撃で三体の鬼を仕留める事に成功した。
「ユーマ、すげーな。三体も居た、鬼を瞬殺じゃねーか」
「ユーマ、大丈夫だったか」
ルドルフとオリュンが一体の鬼にトドメを刺した時に声をかけてきた。
「ああ、なんとかな。そっちも倒せて良かったよ」
(さっきは、俺も焦ったのだ。ビビってから技を連発してしまった。能力をフル活用すれば余裕だろうが...使わなければ厳しいな)
「炎よ、敵を仕留めろ 《フレイムショット》 」
「飛べ、気体の塊よ 《エアーショット》 」
風と炎の魔法が鬼達に炸裂した。




