レジェンドスキルを手に入れました...が...
俺が目を覚ますと、知らない天井だった。
(あれ?ここは...どこだ?)
寝ぼけた頭でそんな事を一瞬考えていたが、すぐにお城に泊まっていた事を思いだしたのだ。
今日は待ちに待った、約束の日なのだ。
何のだって?―――――勿論、チートを貰う約束のだよ。
フフフ、今から楽しみでしょうがないぜ。
俺が今日、手に入れるチートに思いを馳せていたら、侍女の人が朝食だと呼びに来てくれた。
俺は黙って、侍女に付いて行ったら陛下達と同じ場所に出たのだ。
侍女は一礼してから去ってしまった。
「ユウマ君、昨日は良く眠れたかしら」
「やぁ、ユーマ君よ。待っていたよ」
「ユーマさん、おはようございます」
順にジャスティン,陛下,ティアラだ。
「おはようございます」
俺は挨拶を返すだけで精いっぱいだった。
「それでは朝食にしようか」
陛下はそう言ってから、手元に置いてある鈴を鳴らした。
すると、すぐに侍女の方達が食事を運んで来てくれた。
流れるように食事を並べてから去って行った。
「それじゃあ、頂こうか」
陛下がそう言ってから、俺以外は食事を始めた。
俺は?と言うと、
(この世界のマナーとか全然知らないぞ。前の世界で少しなら習ったような気もするが...)
「ユーマ君?どうかしたのかい」
陛下が心配したのか聞いてきた。
「いえ、マナーとか詳しくなくて...その...」
俺が言い淀んでいると、陛下は。
「何だ、そんな事を気にしていたのか。そんなのは必要ないぞ。自分の思うように食してくれ」
「ユウマ君、そんな事を考えていたのね」
「ユーマさん、大丈夫ですよ」
皆が心配ないと言ってくれたので、俺も食事をすることにした。
「わかりました。ご心配をおかけしました」
俺もナイフとフォークを手にしてから食事を始めた。
食事も終わった時に
「ユウマ君って案外、マナー大丈夫だったわよ」
ジャスティンが言ってきたので安心した。
でも、そのあとに「所々はダメな部分があったから80点ね」と言われた。
上げて落とすってか。
俺が少しショックを受けていると、
「それじゃあ、中庭に行きましょうか。そこで、ユウマ君の望むモノを与えますね」
ジャスティンの言葉でテンションが上がってきた。
(やっと、チートが手に入るぜ!)
俺達は中庭に移動した。
中庭に来たメンバーは俺,ジャスティン,ティアラ,メリッサだ。
陛下は大事な会議があるらしく、来れなかったが、後で様子を見にくるらしい。
「準備は良いわね?」
ジャスティンが聞いてきた。
「ああ、もちろんだ!やってくれ」
ジャスティンが深呼吸をした。
「汝に与えるは神からの贈り物。
その力は、理を超えて汝の力になる。
汝に与えるは無限の可能性。
汝に眠る力を呼び起こせ 《ギフト.ザ.レジェンド》 」
ジャスティンが詠唱し、スキルを発動した。
すると、俺の身体が神々しい光を放ったのだ。
数秒ほどで光は止んだが。
「何か変化はある?」
ジャスティンが聞いてきた。
「いや、分からないんだけど...」
「それじゃあ『ステータス』を開いてみて」
俺は言われた通りに『ステータス』を開いた。
スキルの欄にスキルが一つ増えていたのだ。
そのスキルには【伝説】スキルと表示されていたのだ。
(キタキタ!!よっしゃ!!)
俺が歓喜していると、ジャスティン達が見ている事を思いだしてから「ゴホン」と咳をしてから【伝説】スキルが手に入った事を話した。
「私の思った通りね」
「ユーマさん、おめでとうございます」
「ユーマ様なら大丈夫だと思っていましたよ」
俺はお礼を言ってからスキルを見てみた。
【大魔導書】
.現在のレベルでは発動不可。30LVから使用可能。
(何だって!?期待させてコレか!!!!)
俺は膝を地面に着けている。
「ユウマ君どうしたの?」
「ユーマさん、大丈夫ですか?」
「ユーマ様、体調が優れないのなら救護室に行きましょう」
俺は三人に事情を話した。
「ええっと、ユウマ君って30LV無いんだね」
「30LVなんてすぐだからユーマさんも元気出して下さい」
「25LVならすぐにですよ」
手に入れたのは良いんだけど、レベルが足りないとか......
俺はレベルを上げようと思い、明日から討伐系のクエストを受けようと心に決めました。




