陛下との決着が着きました
累計ユニーク人数が20000人を超えていた事に驚きました。
陛下が此方に歩いて近づいてきている。
「ガハハハ、そろそろ終わりか」
陛下は俺のすぐ傍まで来てから大剣を振り上げた。
(今だ!)
俺は砂の反乱を使った。
「目に、ゴミが...」
陛下の剣のスピードが弱まった。その攻撃を地面を転がるようにして避けた。
狙い通りだ。作戦は成功したのだ。
前回に使った時に効果が無かったのは、陛下が炎を身に纏っていたからだろう。
今は身に纏っていないのだ。
「我、放つは地獄の業火 《ヘルフレア》 」
俺はヘルフレアを使った。
(ワイバーンを狩りに行った時以来だな)
「うぉぉぉぉぉぉ!」
陛下はヘルフレアを耐えたのだ。
「二属性じゃなくて三属性持ちなのか。...今のは少々キツイな。
炎よ、我が身に宿れ 《オーバードライブ》 」
陛下の周辺にまた炎が出現した。
俺は無詠唱でソーラーレーザーを使ったみたが、陛下に当たる前に周辺の炎に当たり、霧散して消えたのだ。
「なっ!?」
「この炎は防御用なのだよ」
(ヤバいぞ。油断したところに魔法を叩き込む作戦だったのに...いや、あの必殺技なら...)
俺の考えがまとまるよりも早くに陛下が剣で斬り込もうと近づいてきた。
(こうなったら、どうとでもなれ!)
「フラッシュ」
俺は一番初めに使った必殺技のフラッシュを発動した。
「グッ!目が!目が!...小賢しい真似を」
フラッシュに成功した俺は距離を空けてから能力で創った技を無詠唱で大量に叩き込んだ。
ヘルフレア,ウォータースライサー,ソーラーレーザー,サンドショット,トルネード等だ。
名前を聞いたら分かると思うが、サンドショットは土でトルネードは風の応用で創った技だ。
実戦で使用するのは初めての技だけど、それなりの成果を出しているだろう。
陛下の方を見てみると、オーバードライブは解けてからボロボロになっていた。
「なんていう数の魔法を一度に使えるんだ...だけど、まだ倒れる...わけには...いかないのだ」
今、立っているのもやっとな感じだ。
「そろそろ決着をつけましょうか」
俺はそう言ってから拳を構えた。
「何の真似だ?何故、魔法を唱えないのだ?魔法を使えば簡単に勝つことが出来るのだぞ」
(魔力が尽きてるからだけど、そうとは言わない)
「最後は漢らしく拳で決めたいと思いましてね」
一瞬、陛下もキョトンとしたが、すぐに「面白い」と返してから拳を構えた。
俺は正面から突っ込み、右ストレートを陛下の顔に目掛けて攻撃した。
すると、陛下は防御もせずに反撃してきた。
(何だと!?玉砕覚悟か!!そして、一撃が重たい)
陛下はボロボロだが、レベルの補正と今までの経験で何とか戦えているのだ。
(接近戦だと、厳しいな。ここまで深手を負っている相手なのに)
俺が勝つにはあの作戦しか無いな。
「これで決めます!」
俺は宣言した。
「来い!最後まで諦めんぞ!」
俺は残った魔力のほとんどを込めてからフラッシュを使った。
「フラッシュ!」
今までの数倍の輝きのフラッシュだった。
目を閉じた俺でさえ眩しかったのだ。
そんな凄まじい閃光をモロに受けた陛下は視界が真っ白になっただろう。
何かを叫んでいるが、気にせず攻撃させてもらおう。
「喰らえ!《三日月》 」
陛下は顔を重点的に防御していた。
そこで、俺の半回し蹴りが陛下の胴体にクリーンヒットした。
陛下の身体は半回し蹴りを受けてから8m程飛んだ。
三日月の斬撃波を直接喰らったので、ダメージは大きいだろう。
陛下が起き上ってこないので、メリッサが審判として近づき判定を下した。
「陛下は戦闘続行が不可能な為に、勝者はユーマ様です」
「...やったのか」
俺はそう呟くと地面に倒れ込んだ。
(あれ?意識が朦朧としてきた...)
そこで、俺の意識が途切れた。




