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アストラル世界にての戦闘②

大量の水蒸気で視界が悪い中で俺は近くの森の中に隠れた。

勿論、奇襲するためにだ。

水蒸気が晴れてきてから、視界が回復した時には俺は光学迷彩ステルスを使い森に隠れる事に成功していた。

「小賢しい!どこに隠れた」

俺はサイコキネシスでナイフを3本を陛下の正面以外から同時に飛ばした。

陛下はナイフに気付き、前に転がるようにして避けた。

まぁこのナイフは投げた訳じゃ無いから避けても、すぐに狙えるんだけどね。

つまり、そのままナイフは陛下を狙っているという事だ。

陛下も追尾ホーミングしてくるナイフに気付き、大剣で弾いた。

防がれる事は計算通りよ。

俺は詠唱無しでソーラーレーザーを陛下におみまいした。

後ろからだから、気づかれないだろう。

「グッ!...どこから攻撃しているんだ!?」

陛下に背中に直撃した。

「炎よ、我が身に宿れ 《オーバードライブ》 」

陛下が何かの魔法を唱えると、陛下の身体の周りに炎がまとわり付いているのだ。

「続けて、こらならどうだ。炎の意思を以て、敵を燃やし尽くせ 《ヴォルケーノ》 」

陛下はヴォルケーノをソーラーレーザーが飛んできた辺りに向けて発動しやがった。そのままヴォルケーノを横に一振りしやがった。

(前も後ろも左右にも逃げれないだと...魔法で防ぐのも無理だ)

俺は《二段ジャンプ》を使用してから上空に回避した。

急に攻撃してきたから光学迷彩ステルスも解けた。

「ガハハハ、そこに居たのか。炎の槍よ、敵を貫け 《ファイヤーランス》 」

空中にジャンプした俺に炎で出来た槍が5つ飛んできた。

「我、望むは氷の盾 《アイスシールド》 」

俺が魔法で創った氷の盾は炎の槍が3つ当たった時に壊された。

結果、俺は2つの炎槍を受けた。

腕でガードしたが、けっこうのダメージだった。

(こうなったら、必殺のサンド反乱リベリオンで目を狙うしかないな)

そこで、俺はディメンションから伸縮のつるぎを取り出した。

「時空間魔法か...いや、違うか。何かのスキルか」

「次は接近戦でいかせてもらいますから」

「面白い、余と剣で勝負するか」

陛下も大剣を持ってから構えた。

俺は正面から伸縮の剣を縦一文字で斬りつけた。

陛下も剣を振ってきてから鍔迫り合いになった。

(ここで、砂の反乱を使ってから魔法で総攻撃すれば勝てる...てか、陛下に付いている炎が熱い)

俺の方が徐々に押されてきたので、サンド反乱リベリオンを使ったが反応が無かった。

俺がその事に疑問に思っていると、伸縮の剣を飛ばされてしまった。

(えっ!?何故効いていない!今まで必中だったのに!)

俺はバックステップで距離を稼ごうとしたが、陛下もすぐに追いかけてくるのでなかなか距離が稼げないから無詠唱でソーラーレーザーを発動した。

さすがに陛下も驚き、大剣で防御する為に俺に追撃するのを諦めた。

「今のは光属性の魔法...しかも、無詠唱でか。二属性持ちとはな」

追撃を防ぐことには成功したが、未だにピンチには変わりないのだ。

「我が、創造するは氷の迷宮 《アイスラピリンス》 」

氷の迷路を作り、その中に陛下を閉じ込めた。

俺は迷路の中で広場みたいな場所に着いたので、光学迷彩ステルスで隠れる事にした。俺の光学迷彩ステルスは移動しながら、使用するとレベルの高い人には違和感を与えて警戒されるので、動かずに迎え撃つことにしたのだ。

自分で創った迷路だけど、構造を把握しているわけではないのだ。

次回、創るとしたら構造を覚えておこうと思うけど。

待つこと10分弱経過した頃に、陛下が俺の前を通り過ぎて行った。

(ふぅ~、一安心だ。ちょっと、ドキドキしたが作戦は成功したな)

現在は陛下の周りにあの炎は無い。

狙うなら、今しかないだろう。

距離は約5m程だ。この距離なら、魔法より近距離技の方が効きそうだな。

俺はそっと陛下の後ろから攻撃を出来る位置に移動してから、

「喰らえ!《砕月さいづき》」

陛下の背中に肘打ちを食らわせる事に成功したのだ。

「グッハ!」

陛下は何メートルか前に転がり、起き上った。

「後ろに居たとは...気づかなかったよ。次はこちらの番だな。

炎の女神の力よ、敵を燃やせ 《フレイムバースト》 」

陛下が魔法を唱えてきた。

(うん、ヤバいな)

俺はそう考えるとすぐに陛下がさっき来た道に走り去った。

その直後に、凄い爆音と爆風が俺を襲った。

俺は地面を10m程転がるように飛ばされた。

「イテテ、かなりの威力の魔法だったな」

俺が創った氷の迷路の約四分の一が壊されてしまった。

「最初からこうすれば良かったのか」

陛下が歩いてこちらに向かってくる。


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不慮の事故で死んでしまった主人公。だが、彼の人生は終わってなかったのだ。 天使のお爺さんに異世界に転生してもらい、憧れの異世界ファンタジーの世界に行ってから彼は何をするのだろうか?自分の厨二と直感を信じた、彼の物語が幕を開ける。
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