凄く困惑しました
良い魔装が手に入った。
後から聞いた話だが、『伸縮の剣』は魔剣に分類されるらしい。
Sランク魔物の魔石が使われていたらしい。
これからは女性人の買い物だ。
服やアクセサリーを見るらしい。しかも、貴族とかも利用するようなブランドな店らしい。
俺は、何も買わなかったが、数時間程居たと思う。
俺は蚊帳の外だ。しかし、暇だ。俺のした事と言えば、荷物をアイテムポーチに収納した事ぐらいだろう。
いくつかのお店を見に行ったのだ。
お金は全部ジャスティンが払っている。
高いからね。俺は最初の食事代しか出していない。
貴族とかが利用する店の服は高いからってジャスティンが出してくれた。
それからは、少し遅い昼食を食べてから王都を散策した。
時刻が夕方になろうって頃には王宮に帰ってきた。
「ユウマ君、今日はありがとね」
「いいさ、俺も楽しかったし」
楽しさ3割大変さ7割ぐらいだったけど。
待つのとか暇だったしな。
「ホントに?途中から面倒そうだったよ」
「マジか...次は顔に出さないようにするわ」
「あはは、そこは誤魔化さないと」
「友達に嘘はつけないだろ」
思いっきり、笑われてしまった。
今は、俺とジャスティンだけだ。
ティアラとメリッサは、紅茶を入れに行ったのだ。
ティアラの趣味でお茶を入れたりするらしい。
それでも、一人でしてもらうのは大変だろうとの事でメリッサが手伝いに付いて行ってるのだ。
「あのさ、ジャスティンに聞きたい事があるんだけど、いいか?」
ジャスティンも俺が真剣にしているのに気づき、「答えられる事ならね」と頷いた。
「ティアラが不治の病を患っているって本当なのか?」
「...っ!どこでソレを知ったんだい”」
俺の口から出た言葉が意外だとばかりに驚いている。
「この間の生誕パーティの時に少し小耳にはさんだんだ」
正確にはミーアに教えてもらったのだ。
「その可能性を考えてなかったわ」
「...否定しないのか?」
「ええ、ユウマ君の思っているとおりよ」
やはりか。
「治る見込みはないのか?」
「...ええ、ないわ。余命は後数年って言われてるわ」
なっ!!!あと数年だって!!!
「マジかよ...何で教えてくれなかったんだ?」
ジャスティンは少し考え込んでから口を開いた。
「...ティアラに頼まれていたのよ」
「何故、そんな......」
「ユウマ君、貴方の為よ。ユウマ君は友達が不治の病だと聞いたら、悲しむでしょ」
「当然だ、大切な友達なんだから!」
その時、扉が開き、ティアラとメリッサが来た。
「あれ?どうかしました?」
ティアラが疑問に思い、聞いてきた。
「ティアラ、ごめんね。『あのこと』知られてしまったみたい」
『あの事』ってのは病気って事なんだろう。
「そうですか、知られてしまいましたか。ユーマさんが気に病む必要はありませんわ。後、二年は生きれるはずですし」
少し悲しそうに話すティアラ。
そこで、どんな病気かも聞いた。
聞いた話だと、魔力がどんどん消えていき最後には魔力が枯渇して死に至るらしい。
幸いにもティアラは魔力が莫大な量あるらしく普通の一般人なら一月ぐらいで死に至るのを数年は保つとのこと。
魔力を使えば、死期が早まるらしい。
「それでも、私は絶望なんてしていませんわ。私にはお母様やメリッサさんや城の皆様方が良くして下さりますし、ユーマさんという友人も居ますし」
ティアラは嬉しそうに語っている。
「エクリサーさえあれば、こんな事には...」
ジャスティンが悲しそうに呟いた。
(えっ!?...エクリサーって言った?俺持ってるじゃん!!)
「今の話って本当!?」
俺は凄い勢いでジャスティンに聞いた。
「えっ?」
「エクリサーがあれば、助かるって話!!」
やっと、理解したみたいで頷いた、
「俺、エクリサー持ってるよ」
俺はそう言ってからディメンションからエクリサーを一つ取り出して見せた。
「「「.........」」」
3人とも驚きで声が出ないみたいだ。
ジャスティンがすぐに本物だと気づき、
「ユウマ君、そのエクリサーどうしたの!?じゃなかったわ。売ってほしいだけど」
もちろん、俺の答えは決まっている。
「売りません」
一言そう言うと、ジャスティンが絶望した感じになった。
「友達のピンチなんだ、タダであげるに決まってんだろ」
「ユウマ君、あなたって人は...ありがとう」
ジャスティンが涙を流している。
(今の俺って超カッコいいカモ!)
俺は自画自賛していた。
そこにある一言を言われた。
「私、要りません。今のままで十分です」
ティアラはそう言うと、部屋を飛び出して行った。
「「えっ!!?」」
俺達は凄く困惑していた。




