チンピラを凹りました
俺がジャスティン達の場所に駆け寄った時には、すでに揉めていた相手の一人がボロボロにメリッサにされていた。
「ええっと、何があったの?」
俺は、オドオドしていたティアラに状況の説明を求めた。
成る程。聞いた話をまとめてみると、3人で俺を待って居る時にしつこくナンパされたらしい。最初は言葉で断っていたのだけど、相手側の一人がジャスティンの手を掴んだところでメリッサさんが掴んだ男を凹ってから今に至るらしい。
凹られた男性の仲間の二人が怒り狂っていたみたいだけど、メリッサに物理的に静かにされていた。
「ゴミ掃除おわりました」
メリッサはまるで一仕事終わったみたいな感じで報告している。
「うむ、ご苦労だな」
ジャスティンが労いの言葉をかけていた。
「俺が少し居なかった間に、何してんだよ」
「最初は普通に断ってたんだよ」
「ゴミ掃除を少々しておりました」
「「......」」
ゴミ扱いなのか!?まぁ、社会的にゴミそうだけど...
ティアラも俺と一緒に沈黙していた。
そんな事よりこの群衆の視線がキツイ。
「とりあえず、場所を変えようか」
俺は視線から逃げるように提案をしてみた。
そこに、野太い声で「待ちな!!」と言われた。
俺達は声の発生源と思われる方に視線を向けてみた。
そこには、身長が180cm越えの背中にバトルアックスを背負っている巨漢が居た。
「俺の可愛い部下達を可愛がってくれたみたいじゃねーか。次は俺とも遊んでくれよ」
世紀末覇者の取り巻きみたいな人が出てきた。
「先に手を出してきたのはソッチなんだけど。こっちは正当防衛だろうが」
一応、俺が代表で答えておいた。
「ああぁん!!!そんなもん知るか!!」
(地味に顔が怖いけど、一応勝てるだろう。でも、戦うの嫌だな~面倒だし)
「まぁ落ち着いてください」
「これが、落ちついていられるか!!金だしな!慰謝料だよ。金を出せば、ボコボコにするだけで勘弁してやるよ」
はぁ~。俺はその場でため息をついた。
「お断りします」
すると、相手が腕を思いっきり顔に目掛けてから右ストレートを繰り出してきた。
俺は、後ろにステップで躱した。
「それ以上、攻撃してくるなら容赦はしないからな」
「おもしれー!」
男が突っ込んで来たところに砂の反乱を食らわして目に砂をオミマイしてやった。
「目が、目が~!!」
相手が目を手で押さえている隙にボディに3撃と顔に1撃を叩き込んでおいた。
(固いっ!思ったより、固かったな)
相手も鳩尾や顔にモロに受けているので苦しそうだ。
男は懐から短剣を取り出して俺に向けてきた。
「おい、武器とか卑怯だぞ!」
「うるせー!知るか!!」
短剣を振って来たのを横にステップで回避しながら、ディメンションから取り出した鉄球を投擲した風に見せかけて、サイコキネシスで3つ飛ばした。
狙い通りに相手に手と顔と胴に当たった。
手に攻撃を喰らった衝撃で短剣を落とした。
それに顔を片手で押さえている。
「いってな~。遠距離武器とか卑怯だろうが!」
「お前が先に武器だしたんだろうが!」
そう会話を返しながら、また2つの鉄球を飛ばした。
相手の男は両腕を顔の前でクロスしてガードしたので、能力の《二段ジャンプ》を使って男の真上に移動してから踵落としを男の顔に叩き込んでやった。
相手が気絶したのを確認したから、息を緩めた。
最初にメリッサが凹った男たちが、俺が倒した男を連れてからギルドを出て行った。
今回の相手は少し強かったな。
チンピラレベルより一段落程強いからヤクザレベルかな。




