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王宮でマジックを披露しました

10分程すると、バトレア公爵がマイク(声を大きくする魔法具)を持ってからステージに上がった。

「これより、第三王女メルティーナ様の為にある催しを開始します。皆さん、宜しければ、ご注目下さい。では、どうぞ」

俺はステージに上がり、一礼した。

ここで主役メルティーナ様の場所を確認しておく。

予定通りの配置だ。最前列に国王陛下達と一緒に居る。

「これより、手品マジックを披露してくれるユーマ君にご注目を!」

進行と解説はバトレア公爵がしてくれるから緊張も少しは和らぐってもんだ。

俺に視線が集まって来るのを確認してから「パッチン」と指を鳴らした。

そこで、ディメンションを発動してからシルクハットを取り出した。

「何もない場所からシルクハットを取り出して見せたぞ」

それからシルクハットの中身を観客の方に向けて見せる。勿論、中には何も入っていない。念のためにシルクハットを地面に向けて、何も落ちない事を見せてから「パッチン」ともう一度指を鳴らした。

そして、もう一度シルクハットを下に向けた。

すると、タクトが出てきた。

シルクハットを床に置いた。

その場から二歩程下がり、指をもう一度鳴らした。

すると、シルクハットからレグルスの人形が出てきた。4体もだ。通称、れぐるす君だ。俺が命名した。平仮名でれぐるす君なのだ。『君』まで入ってから名前なのだ。

一体ずつ、シルクハットの口の所から飛び出すように出ているのだ。

出た奴から空中に飛ばしている。

「これは、驚いた!シルクハットから霊獣レグルスのぬいぐるみが飛び出してきたではありませんか。しかも、四色だ 」

俺は飛んでいる『れぐるす君』に合わせてから手に持っている、タクトを振った。

振り方は適当だが、それっぽくは振っていると思う。

見せかけだけは得意なのだ。

少しの間、『れぐるす君』を上空に飛ばしていたのを一匹だけ残してからシルクハットに収納した。

「最後に私の相棒の『れぐるす君』がメルティーナ王女様に花束を贈呈したいと思います」

俺の傍に来た『れぐるす君』の近くに花束を取り出してからサイコキネシスで操作してから『れぐるす君』の手の前にセットしてから持っているみたいに見せてから(実際には、手が届かずに持ってないので)メルティーナ王女の場所に飛ばした。

「これは凄い!れぐるす君が、メルティーナ様に花束を贈りました。皆様、拍手を!」

会場に拍手の音が響き渡る。

拍手が止んでから、無事に花束を渡し終わったので、『れぐるす君』をシルクハットに収納してから一礼した。

「皆様、もう一度拍手を!」

すると、さっきと同じほどの拍手の音が聞こえた。

俺はそれから退場した。


◇◆◇◆◇

side会場に居たある少女ミーア


私の家は代々、有名な騎士を輩出してきた家系の貴族だ。騎士を目指しているわけではないが、家の家訓で『強くあるべし』とあるので武者修行の旅に出たのである。いや、『出された』と言う方が正しいか。

名をミーア.バルドーという。

バルドー家の二女だ。バルドー家は子爵の地位を持つ家系だ。

私は今日のメルティーナ様の生誕パーティの為に久しぶりに王都に帰ってきた。

そこで私が目撃したのは、エルネストで活動していた時に知り合った青年が王宮のパーティ会場に居たのだ。そして、手品マジックを披露しているのだ。

「レイゲルさん、あの人ってユーマさんですよね?」

「あぁ、間違いねぇが、何で此処に居るんだ!?しかも、手品を披露してやがる」

今、話をしている人はレイゲルさんです。

バルドー家に仕えていた人だけど、私に付いて旅に出ている人だ。

実力はイマイチな人です。

強い人が付き人をしたら、修行の意味がないからという理由らしい。

手品が終わったので、私達も拍手を送った。

「今の状態って、ユーマさんに見つかったらヤバいかな?」

「どうだろ~な。ユーマなら、理由わけを話せば大丈夫だろうが、会わないに越したことはないな」

「そうですね。でも、噂をすれば、影って事ありますよね」

「だな。ユーマなら、本当に出てきそうだから、この話は終了な」


その頃、ユウマは仕事も終えたので、その辺をブラブラしていた。





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不慮の事故で死んでしまった主人公。だが、彼の人生は終わってなかったのだ。 天使のお爺さんに異世界に転生してもらい、憧れの異世界ファンタジーの世界に行ってから彼は何をするのだろうか?自分の厨二と直感を信じた、彼の物語が幕を開ける。
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