生誕パーティが始まりました。
初めて、主人公以外の視点を入れてみました。
他の人物の視点から描いた方が分かりやすいだろうか?
よろしければ、感想等お願いします。
ティアラの服装を見てみると、綺麗なドレスを着ていた。
これからパーティに参加するのだろうか。
「ティアラもこれからパーティに参加するの?」
「はい、一応参加する予定ですけど...少し体調がよろしくないので、此処で少し休んでから行こうと思います」
そういえば、この間ジャスティン達と宴会をしていた時も体調が優れないとジャスティンが言っていたな。
「そうか。身体には気を付けてな。俺もまだ此処に居る予定だし、一緒に休んでいこうかな。パーティに出ても、一人で寂しいしな」
「ありがとうございますね」
「なにお礼言ってんだよ。友達なら一緒に居たいと思うのは当然だろ」
ティアラの顔が赤くなっているのが分かった。
うん、そりゃ、赤くなるわ。あんな台詞を言われたならな。
言ってから気づいたが、俺の方が恥ずかしい。
友達として当然の事を言っただけなのに凄く恥ずかしい。
思いだすだけで、凄く恥ずかしい台詞だ。
少しの間、沈黙が支配していた。
互いに恥ずかしくて、相手の顔が見えなかったのだ。
sideティアラ
今日は妹の生誕パーティがあるのだ。
しかし、参加したいのだが、あまり体調がよろしくない。
私は、とある病を患っているのだ。この病気を治す為に過去に大勢の医者や治癒魔法の使い手に見てもらったが、結果はこの有り様だ。
この病は不治の病なのだ。唯一治る方法があるとしたら、幻の霊薬と言われているエクリサーが必要らしい。
エクリサーは現代の技術では生成不可能な霊薬である。
ダンジョンで稀に出現するらしいが、かなりの額である。
余談だが、隣の国のブルング帝国の皇帝もエクリサーを欲しているのだ。
だから、幸運にもエクリサーが市場に出回っても、ブルング帝国に流れる可能性が高いのだ。
医者の話だと、後2年程は生きられるらしい。
こんな辛気臭い話を忘れたいので、私のお気に入りの中庭に今日も行こうと思う。
いつものように中庭に来てみると、先客が居た。
漆黒のマントに仮面を見に着けている人だ。多分、私の一つしたぐらいの年齢の少年だろうか?その少年は精霊に懐かれているのを見てから、この前に知り合った少年だと確信してから声をかけてみた。
「ユ、ユーマさんですか?」
ユーマさんは少し驚いていたが、仮面を外してから挨拶をしてからお喋りを始めた。
少し、話していると、
「友達なら一緒に居たいと思って当然だろ」
私は嬉しさと恥ずかしさで顔を真っ赤にした。
少しすると、彼も顔を真っ赤にしていた。
私は嬉しかった。
初めて会った時は、精霊に好かれている不思議な少年だと思っていたが、話をすればその分だけ彼と仲良くなれていくように感じた。
彼は王女としての私じゃなくて、私を個人として見てくれた数少ない人だ。
それに彼は、お母様とも仲が良くなっていたのだ。お母様には嘘や偽りが効かないのだ。つまり、地位に媚びる人ではないって事なのだろう。
それから二時間ほど雑談をしていた。
このような他愛もないような雑談でも私は幸せを感じていた。
このような幸せがずっと続けばいいのにとさえ思わせる程幸せだった。
しかし、そんな幸せは長くは続かなかった。
「そろそろ、お昼か。じゃあボチボチと行こうかな。ティアラはもう体調は大丈夫か?大丈夫なら、一緒にパーティ会場に行かないか?」
彼はそう言って、手を差し出してきた。
私は「はい」と返事をしてから手を受け取り、立ち上がった。
「よかった、俺の出番を見てもらえるよ。」
彼はホッと息を吐いてから、そう呟いた。
5分程、歩いてから会場に到着した。
今回は、少しティアラの事が多かったですね。
最近、0時ジャストに更新が出来ずにごめんなさい。




