ゴルードとの摸擬戦をしてみた。
俺達は訓練場に来ている。
これからゴルードとかいう奴と摸擬戦をするのだ。
「さてと、ちゃっちゃっと終わらせますか。Fランク冒険者が相手だし、ハンデをやろう。俺は武器を使わないでやろう 」
「余裕ですね。負けた時の言い訳ですか?まぁ、いいですけどね」
俺はゴルードを挑発した。
ゴルードは「ほざけ!」と言ってから拳を振り上げてきた。
俺は、バックステップで後ろに跳んで躱したが、意外と攻撃が速かったのだ。
接近戦は不利と判断したので、遠距離攻撃で攻める事にした。
「喰らいな!我、放つは光の光線 《ソーラーレーザー》 」
ゴルードも驚いたが、腕をクロスさせてから攻撃を受けた。
「グッググ、いてぇな。Fランクのくせに強力な魔法を覚えていたか」
ソーラーレーザーをガードした両腕が真っ赤に腫れていた。
「どうした?教官ってのその程度の実力なのか?」
俺は内心では、素の状態でソーラーレーザーをガードした事に驚いていたが、コチラの動揺が伝わらないようにもう一度挑発した。
「なら、ちっとばかしは本気を出さないとな。土よ、我が身体に纏え 《アースアーマー》 」
訓練場のゴルードの周辺にあった土がゴルードの体に纏わり付いたのだ。
まるで、ゴーレムのようだ。顔以外は岩で隠れているのだ。
元々巨体だったのが、岩を纏ったせいでより大きくなってしまった。
すかさず、訓練用に借りた刃を落としている剣で斬りつけてみたが、ガンと音を立てるだけで切れる様子が見えない。
「固いな、手がジンジンするぜ」
そう言ってから、剣を手放した。
「次はこちらの番だな」
そう言ってから、岩石の巨体が突っ込んで来た。
まるで、岩の壁が押し寄せてきたみたいだ。
俺は、その突進を横に転がるようにして避けた。
(狙うは顔だな)
ゴルードがこちらを方向転換してから勢いよく腕を振り上げてから殴りつけてきた。俺は、後ろに跳んでから《二段ジャンプ》を使い、ゴルードの顔付近までジャンプしてから踵落としで《砕月》を使った。
「これで砕けろ!《砕月》 」
これをゴルードが両腕で急いでガードした。
ゴルードの腕部分の岩の装甲が砕けた。
そこにディメンションで昔にディメンションに入れていた鉄球を袖から出したように見せかけて、取出してから投げた...いや、正確に言うと、サイコキネシスで真っ直ぐに飛ばしたのだ。
まぁ、普通に投擲しても真っ直ぐ飛ばないしね。
素人の投擲が真っ直ぐ飛ぶわけないしね。
ゴルードの腕に飛ばした3つのビー玉より少し大きいぐらいの鉄球が左右の腕に一つずつ激突したのだ。残りの一つは胸の辺りに当たったけど、岩の装甲があってからダメージにはなっていないのだ。
「いってぇーな」
「これで終わらせてやるぜ」
俺は新技を使うことにした。
この技には多大な集中力が必要なのだ。
次回、新技で決着が着きます。




