宴会を始めました。
俺は城門のところで兵士に声をかけてから中庭まで来た。
ここの中庭は相変わらず幻想的な場所だな。
少し奥に行った場所にジャスティン達が居た。
「ユウマ君、やっと来たね、遅いよ」
「ジャスティンさん、キャラ変わり過ぎ。遅刻はしてないから良いじゃん」
今の時刻は昼よりまだ、早いのだ。
「ユウマ君、寝癖ついてるよ」
「...ネグセットだよ」
朝は無かったのに、昼寝した時だな。
「まぁいいわ。皆楽しみにしているのよ」
そこで、俺は集まっている人達を確認した。
ジャスティン、メリッサ、騎士、筋肉質なオッサン、執事のお爺ちゃん、バトレア公爵だ。
え?バトレア公爵が何でここに!?
「やぁ、ユーマ君 待ってたよ」
バトレア公爵が声をかけてくれた。
「こんにちわ、バトレア公爵もいらっしゃたんですね」
とりあえず、他の人達に自己紹介をした。
「ユウマ.ジンノと申します」
「あの騎士がカイサス.グロー君だよ。カイサス君はこの若さでエルマーク第八騎士団団長を務める程の実力者だよ」
ジャスティンが俺に説明してくれている。
「そんな事はありませんよ。俺は、運が良かっただけですよ」
カイサスが話に入ってきた。
見た目は20代半ばぐらいの青年だ。
「この人はゴルドーさんね、新人兵士の教育をしている教官の一人だよ。
そして、この高齢な執事はバトレア家の執事長のシャクスだよ 」
シャクスさんは、紹介が終わると一礼してきた。
「さて、紹介も一通り済んだことだし、始めるとしようか。ユウマ君、例の物を出してくれ 」
俺はアイテムポーチから焼酎を取りだしてからセットされている机に置いていった。かなりの量をだ。
「ほう、これがジャスティン様のおっしゃっていた珍しい酒ですね」
カイサスが焼酎を見ながら呟いている。
メリッサが全員のグラスに焼酎を注いでくれた。
メリッサとシャクスさんは飲まないみたいだ。
他の人達が飲もうとした時に。
「ジャスティン様、バトレア公爵様、危険ですよ!そんなよくも知らない奴が用意した物なんて危険ですよ」
ゴルードが止めやがった。
「おいおい、人が頼まれたから持ってきた物にそんな事を言うとかね~わ。毒なんて入ってないっての。なんなら毒見でもしようか?」
このゴルードとかいう奴は最初から俺の事を見下した感じで見ていたのだ。
「この飲み物に毒は入っていないさ。それとも、私の言葉が信用出来ないのか?」
ジャスティンさんが聞いてみた。
「いえ、ジャスティン様の能力はご存じですが、万が一があるかもしれません」
「私はユウマ君を信用しているのだ」
(能力? 何の話だ?そういえば、ジャスティンの能力がどんなものか知らないな)
それから、焼酎を飲み始めた。
「うん、美味いな。久しぶりに飲んだわ」
「ジャスティンはこの酒、飲んだことあったのか?」
「はい、お兄様。以前に少々ですが」
「この独特な味は...だが、妙に癖になる味だな」
カイサスさんがグルメリポーターみたいな事を言っている。
とりあえず、俺はディメンションの中におでんをしまい込んだままだったので、机の上に出していった。
出し終わると、ほとんどの人が出したおでんを見ていた。
けっこうな量の料理を出したが、いいだろう。
数時間かけてからやっと、食べ終わった。
その間に、カイサスさんと仲良くなれた。
ゴルードとは話していない。
「ユーマは、冒険者だろ?なら、俺と摸擬戦闘していかないか?」
「それは、構わないけど、俺はFランクだぞ」
「Fランクみたいなカスがカイサスと摸擬戦だと!相手になるわけねーだろ。儂が相手をしてやろうか?儂は新米兵士の教育係りもしているから弱い奴の相手の慣れてるしな 」
ゴルードが話に入ってきた。
(コイツ、喧嘩売っているのか)
「それじゃあお願いしますね」
(ボコッボコにしてやるかな)
「それじゃあ、訓練場に付いて来い」
俺達は訓練場に来た。




