王妃とお喋りをしました
ティアラの母親が「日本人」と呟いたのを俺は聞いてしまった。
黒髪黒目はこっちの世界では、珍しいがまったく居ないわけではないのだ。
ここより、ずっと東の大陸にあるジャーマン連合という名の連合国には多少は居るらしい。
全部、タクマに聞いた話だけどな。
それなのに、王妃は何故日本人だと気づいたんだろうか?
「私は、ティアラの母のジャスティンです。貴方のお名前を伺ってもよろしくて?」
ジャスティンが自己紹介をしてから、名前を聞いてきた。
「これは、失礼しました。冒険者のユウマ.ジンノと申します」
俺も自己紹介を返した。すると、
「神野佑真さんですね。ちょっと、お話があるので、コチラに来てもらえませんか?」
ビンゴだ。この王妃は日本人について色々と知っているんだな。
「わかりました」
ジャスティンさんがティアラに「少しの間、彼を借りますね」と伝えていた。
それからジャスティンさんに連れられて、ある部屋に来た。
「ここなら他の者に話を聞かれる心配はありませんね」
確かに、この部屋には俺とジャスティンさんとジャスティンさんのメイドが一人しか居ないのだ。
「少し失礼を承知で言わせてもらいますが、そこのメイドさんはよろしいんですか?他の者に聞かれたらアレじゃないんですか?」
「問題ありません。彼女は私の側近で一番信頼していますから」
「わかりました。それなら、いいでしょう。貴方の予想通り、私は日本人です
何故、分かったのですか?黒髪黒目だけなら、ジャーマンの人にも居るのに」
「答えは、簡単です。私も日本人ですから」
(は?見た目がぜんぜん違いますよ)
「その顔は信じてませんね?まぁ、正確に言うなら元ですしね」
「えっと、どうゆう事ですか?」
俺が分からなそうにしていると、詳しく説明してくれた。
「だから、前世の記憶を持っているんですよ。日本で死んだ時に神に会った時に頼み事を聞く代わりに色々な特典を貰ったんですよ」
「そういえば、そんな小説もありましたね。今までにあった事のある人達は顔とかは日本のままだったから失念してましたよ」
ジャスティンさんも驚いている。
「他の日本人の方と会ったんですか!?私は、貴方しか見たことないので...」
まぁ、貴族なら仕方ないだろう。
それから、俺達は今までの事を話した。
俺は、タクマの事やおでんの事を伝えた。
ジャスティンさんは、凄く驚いていた。←おでんの事に。
おでんの事を話したら、
「明日は、おでんを食べに行きましょう」
「あんた、王妃だろ。街をブラブラしていいのか?」
「大丈夫だ!問題ないさ」
ジャスティンさんが問題ないと言い切ったが、
「問題大有りですよ」
今まで、無言を貫いていたメイドさんが喋ったのだ。
次回、おでんを食べに行くのか!?




