タロウの過去
アルトルさんは、先に帰って行った。
オヤジも店じまいを始めた。
これからオヤジさんの自宅にお邪魔することになった。
タロウさんの日記があるらしいが、なんて書いているか解読を頼まれた。
多分、日本語で書いてあるんだろう。
こっちの世界の言葉や文字は無意識に理解して使っているが、日本語を意識したら使えるのだ。
同郷の人が残した日記は同郷の人しかわからないのだ。
オヤジさんの家に着いた。
日記の解読をはじめた。
一時間くらいかかった。
日記に書いてあった事を要約して伝えてみた。
.本名、田中太郎
.36歳の時にコッチの世界に気付いたら、居た。(トリップしていた)
.トリップしてから三日後に神を自称する男性が夢の中に出てきた。
.神を自称する男から金や便利な道具を貰ったので、許した。
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...... .........
残りは、家族との思い出とかが書いてあった。
日記に書いてあった、便利な道具が気になったので、タロウさんの遺品を見せてもらった。
.小汚い袋
.古びた鍵
.カビの生えた卵
この3つは、タロウさんが大切に保管していたらしい。
大切にしていたのに、現状は凄いボロボロだ。
俺は鑑定メガネをかけてからもう一度見てみた。
.魔法の道具袋
詳細 見た目以上の容量のモノが入る魔法の袋(300キロまで)
.魔法の鍵
詳細 魔法効果の無い鍵なら全て開けれる魔法の鍵。
.魔法竜の卵
詳細 条件を満たすと魔法竜が生まれる魔法の卵。
(全部魔法って付いてる――――!!!!!!)...それは、どうでもいいか。
3つとも凄いな)
俺は、親父さんに頼んでこれらを譲ってもらおうと思った。
頼んでみると、「同郷の人が持っている方が親父も喜ぶだろう」とアッサリと譲ってくれたのだ。
俺は、お礼だと言ってから5000G出したが、「日記の解読もしてもらったお礼ですので、お金は要りませんよ」と言われた。
それでも、俺は引き下がらずにお金を渡した。
俺の根気に負けたのか受け取ってくれた。
なんでも今度、店に来た時にこのお金の分、サービスしてくれるらしい。
(こんな良いモノを貰ったのに、何も返せれないのが、凄く居た堪れない)
俺はお礼を言ってから宿に帰った。
宿の部屋に帰ってきたら、0時過ぎだった。
俺はすぐに眠りについた。
翌朝、いつも通りアラームで起き...なかった。
起きたのは、昼前だった。
朝食を食べる為に一階の食堂に降りて行ったが、6時~10時までしか朝食は食べれないらしい。現在、約11時30分。
俺がショックを受けていると、
「今回だけ特別だよ」
おばちゃんが料理を持ってきてくれた。
俺は、お礼を言ってから朝食を頂いた。




