狼と戦闘
二人で倒したハイオークの剥ぎ取りを済ませた。意外な事にオークの肉は食えるのだ。豚人間だからな。俺には、無理だけどな。
オークの肉を食べたいと思う奴らも多くはないらしい。
まぁ、冒険者なら食える方が良いらしい。
「ハイオークの肉は、ユーマに譲るよ」
「二匹も倒したんだから、ディアーズのモノだよ」
俺達は、この後もオークの肉を相手に押し付けようと争っていたのだ。
結局、放置する事にした。
明日、誰か欲しい人が居れば、譲ることに決まった。
ディアーズもオークの肉を食えなかったのだ。
「レイゲル、起きろ! ミーアもだ」
二人は、眠たそうにしているが起きてから見張りをしてくれた。
二人にオークの肉を勧めたが、断わられた。
俺達も、それから眠りについた 。
翌朝、ハイオークの肉はBランクのおっさん達とCランクパーティーの何人かが食べていた。
何も言うまい。
朝食を済ませて、出発した。
馬車に揺られながら順調に進んでいた。
(平和だなぁ〜 こんな平和だとクエストも楽でいいな〜)
そんな事を考えていると、
「狂気狼の群れが出たぞ!」
(バーサクウルフ?)
「何だって!?」
「何故、こんな場所に」
「うわぁ〜」
「嫌だぁ〜」
「全員、落ち着け!!」
ディアーズが声をかけた。
俺は、その間にレイゲルに狂気狼の事を聞いた。
驚いた事に狂気狼はBランクの魔物らしい。単体では、C+ぐらいらしい。集団で真価を発揮するらしい。
そんな魔物が10体もいるのだ。
「Bランク以下の冒険者は馬車と商人の護衛だ!遠距離攻撃で援護出来る者は援護を頼む 行くぞー!!」
ディアーズが作戦を発表して、突っ込んだが、Bランクのおっさん達が動こうとしないのだ。怯えているのか?
今、ディアーズが一人で6匹ぐらい相手にしている。残りがBランクのおっさん達の方に行った。
「俺は、ディアーズの援護に行く
ここは、任せた
我、望むは全ての敵を退ける氷の壁 《アイスウォール》」
商人達の周りに5m程の氷の壁を作って、ディアーズの方へ走って行った。
「我、放つは氷の弾丸 《アイスバレット》」
最初は一発ずつしか撃てなかったけど、今は十発ぐらい連射できる。
何匹かのバーサクウルフに当たったが、致命傷にはならないが 気を逸らすことに成功した。
こっちに気を取られた二匹の首が飛んだ。
ディアーズが二匹の首を剣で飛ばしたのだ。「ユーマ、二匹の狂気狼がそっちに行ったから、時間を稼いでくれ」
「わかった」
「喰らえ、突撃」
ディアーズの剣が光ったと思うと突きを繰り出していた。
一匹は、その一撃で死んだっぽい。
呑気に観戦していたら、二匹の狂気狼が飛び掛かってきた。
まずは、《無月》で一匹目の首と胴体をサヨナラさせてやった。
もう一匹は、剣だけで倒す事にした。
力試しに戦ってみた。
この狼は、けっこう素早いのだ。
反応出来るが、あんまり攻撃を当てれないのだ。
しかし、右ストレートで一撃だった。
(あっ、剣で倒そうと思っていたのに)
ディアーズは、既に商人達の方に向かっていた。
俺も、商人達の方に向かって走った。




