サーカスで働くのも楽じゃない④
現在、テントの近くの飲食店で昼食を食べている。
オルバ一座の何人かのメンバーと一緒だ。
「今日の午前の部は大盛況でしたので、午後の部はもっと人が増えると思うので頑張りましょう 」
俺以外のメンバー達はみんなオルバさんの言葉に「うん、うん」等を言ってから頷いている。
(これより、忙しくなるのかよ)
お昼を食べながら、ミーティングを済ませた。
夕方の公演2時間前まで自由行動だ。
約、4時間あるのだ。
お昼を食べ終わると、そこで解散となった。
「オルバさんって魔物使い(モンスターテイマー)なんですか?」
テントに戻ろうとするオルバさんに聞いてみた。
「そうだな、トラを使役してるからな」
トラとは、オルバさんの使役している白角虎というBランクの魔物なのだ。
「どうやって、使役しているんですか?」
「魔物使いに必要なスキルを持っていないなら、魔道具が必要だな」
「多分、そのタイプの魔道具を持っているんですが、使い方が分からないので、教えてもらえますか?」
俺は、『契約の指輪』という魔道具を持っているのだ。
使い方が分からないので、アイテムポーチの中で眠っていたのだ。
「その魔道具を見せてもらうよ」
俺はポーチから契約の指輪を取りだして、渡した。
「どれどれ、っと......私の使っているタイプとほぼ同じだね
このタイプは契約をする魔物も知性が高くないと使えないんだよ」
なるほど。 オルバさんも魔道具で使役しているのか。
「この指輪は装備しておいた方が良いぞ
知性の高い魔物は直感で気づくからな
契約されたがるかは不明だけどな」
俺はお礼を言ってから、左の人差し指に装着した。
俺は暇なので、オルバさんに付いて行ってからテントに戻ったのだ。
そこで、魔物使い(モンスターテイマー)についての事を色々と聞いてみた。
全員が約束の時間までに戻ってきた。
「今日、最後の公演だ!気合を入れていきましょう」
オルバさんの掛け声で皆が頷いた。
現在、受付にニッカさんと居る。
持ち場は午前と同じだ。
お客の入りようが午前より多いぞ。
噂を聞いた人達がきているのだろう。
仕事を終えた人達もか。
(約、150人は来ただろうか)
俺は交代が来るまでそんな事を考えていた。
少しして交代が来た。




