凄く驚きました
個人訓練場に来た。
「とりあえず、魔法、技を無しで来い」
タクマが言い終わると、すぐに突っ込んだ。
右ストレートを3回したが、全部ガードされてしまった。
「おっ! スピードもパワーも少し上がってるな」
「レベルもワイバーンとか倒したから上がったからな」
そう答えてから、回し蹴りをしたがこれもガードされてしまった。
「今度はこっちから行くぞ!」
タクマがそう言ってから、真正面から正拳突きをしてきたのを両腕をクロスしてガードしたのだが、俺は5m程地面を転がっていた。
「ガードして、この威力とか...チートかよ」
「お前もチートだろ!」
そんな声が聞こえてきたが、無視だ。
俺の必殺技を食らわせてやろうと心に決めたのだ。
俺は、起き上る時に地面の土を右手で掴んだのだ。
フラッシュが使えないのが、残念だけど問題ないはずだ。
「行くぞ! これが修行の成果だ」
タクマが驚いている。
「修行だって!? ホントにしたのか?
まぁいいや、かかってこい! 」
俺は距離を縮める為に走り、勢いを付けてから右ストレートを顔に食らわせようとした。
タクマの顔に当たる少し前に、掴んでいた土を放したのだ。
まぁ、カウンターとして一撃受けたんだけどね。
また、吹っ飛ばされたのだ。左腕でガードしたのに。
「目が!、目が~
やる事が汚いぞ!」
タクマは目に土が直撃したようだ。
「良し!、狙い通りだ
一気にたたみかけてやるぜ 」
俺は立ち上がり、タクマ目掛けて突っ込んだ。
俺の連続攻撃を微かに目を開けた状態で防御するとは、流石元Sランク冒険者だ。
だが、俺の攻撃を全部を防ぐのは無理みたいだ。
徐々に攻撃が通っているが、そろそろ目も回復するだろう。
まだ、勝機は十分にある。
俺はタクマが油断した時に回し蹴りを腹に食らわせてやった。
「グッ!」
良い感じに蹴れたな。
そんな事を思っていると、蹴りを食らわすのに使った足を掴まれたのだ。
「うわぁぁぁぁぁぁぁ~」
タクマが俺の片足を掴んでから、体全体を使ってから回転してから思いっきり投げ飛ばしたのだ。 ドンッ!
「イッタ」
絶叫マシーンに乗った気分だ。
「さてと、勝負はこれからが本番だぜ」
タクマがニコッとほほ笑んだ。
「いや、怖いよ!」
つい、ツッコんでしまった。
50代ぐらいの筋肉質のオッチャンが笑うんだぜ。
しかも、目が笑っていないのだ。
「少しばかり油断したみたいだ
もう、油断はしないからな」
ここから30分ぐらい摸擬戦は続いた。
内容は酷いもんだった。
今まで、正々堂々と真正面からしか攻撃してこなかったタクマがフェイントを入れたり、眼帯で死角になっているところから攻撃してくるのだ。
「体中がいてぇ~よ
少しは、手加減してくれよ
大人気ないぞー 」
俺は文句を言っていた。
「そう言うなって、先にセコイ攻撃したのはユウマだろ
若いうちは、苦労しとけって 」
「俺とタクマには決定的な実力の差があるだろうが
少しぐらいセコイ攻撃したって良いだろうが 」
今日は昼からクエストを受けようと思っていたけど、ボロボロなので止めた。
「昼飯奢ってやるから良いだろ」
俺は許す事にした。
俺ってなんて良い奴なんだろうか。
昼には少し早いので、ギルマスの部屋に戻った。
タクマは書類と格闘していた。
俺は魔物図鑑を読んでいた。前回の続きだ。
呼んでいる時に閃いたのだ。
俺のレジェンド.ザ.アライブの能力のカメラで重要なとこだけ写真にしたのだ。
まぁ、一日一枚なんだけどね。
「昼飯を食べに行くぞ」
一時間ぐらいしてからタクマがそう言ってきたので、出かける事にしたのだ。
現在、町を歩いている。
「どこに行くんだよ?
ギルドじゃないんだな 」
俺は歩きながら、聞いてみた。
「俺のお勧めの店だから、安心しろって」
それから5分ぐらい歩いてから目的地に着いた。
「ここか? これってお店開いているの?」
店の中には誰も居ないのだ。
いや、奥のカウンターのところに30代ぐらいの黒髪の渋いマスターが居た。
「父さん、そちらの人は?」
え? 父さん?
「父さんって? 何の事?」
「勿論、俺の子だ!」
タクマがそう言ったのだ。
えーーーーーーーーーーーーーーーー!!!




