現実逃避からの初めての戦闘
初めての戦闘シーンです。
上手く伝わるように、頑張ります。
改稿版です。
目が覚めた俺は、見覚えのない森の中に居た。そして、状況を整理してみた。
一つ、俺は死んだ。二つ、神様モドキの天使に異世界転生してもらった。三つ、天使から選別にポーチを渡された。四つ、お腹が減っている。五つ……これが一番重要である。なんと、服を着ていない。
……え? 服を着ていないだって~
ユウマは慌てて、周りを確認した。不幸中の幸いで、周りには、誰もいなかった。それは、それもで困るが。
「洒落にならないって~」
ユウマはため息と一緒に愚痴をこぼしていた。
ふと、渡されたポーチの存在を思い出し、中身を確認してみた。
真っ白な紙が一枚だけしか入ってなかったのだ!!
「俺の人生オワタぁ~」
ユウマは体操座りをして 何も考えないように現実逃避をしていた。
……数分後。
「いつまで、ウジウジとしているんじゃ!」
聞き慣れた天使の声が聞こえた気がする。
幻聴まで聞こえるとか、ヤバいな俺。
「いい加減に現実を受け入れるのじゃ」
え? 幻聴じゃない?
「そうじゃ」
その言葉を聞いた俺は、すぐに土下座をし、着るものを求めた。
「まずは、話を聞きなさい」
ユウマは声のする方向に下げていた頭を向けた。そこには、ポーチに入っていた真っ白な紙が浮いていた。
「通信機だったのかよ!!」
ユウマは裸にも関わらずツッコミだけは冴えていた。そして、ツッコミが森の中に響いた。
しかも、相手の顔まではっきりと見える優れものだ。
「お祖父ちゃんー、 サトウさんが来たわよ!」
「しまった! もう、こんな時間じゃ!」
天使の爺さんが、若い女性と話をしているのが、伺えた。
「ミカエル、こっちの相手を頼む」
「いいけど、何をしたらイイの?」
「アイテムポーチの使い方やそっちの世界の事を少し教えてやってくれ」
「わかったわ」
今の話で分かった事がある
1つ、このポーチは、アイテムポーチらしい
2つ、若い女性の名前は ミカエルというらしい
あちらの話は済んだみたいだ。
ミカエルさんの顔を見えた。
凄く可愛かった。赤髪のポニーテイルだった。 身長は160cmぐらいだ。
綺麗より、可愛いと表現するだろう。
「キャーー!」
彼女の悲鳴が聞こえて、何事かと思っていると。
「まずは、その恰好を何とかしなさいよ!!」
ユウマは自分が裸だったことを思い出した。
「ギャーーーー!!」
ユウマも悲鳴を上げてしまった。
だってよ、仕方ないだろ。
ミカエルさんは、後ろを向いてくれた。
「アイテムポーチは、魔力を込めながら、意識すると 別の次元に入っている中身が取り出せるのよ!」
と、それだけ、言うと通話を切ってしまった。
紙は、光を発散しながら消えてしまった。
「あぁ~ 待ってくれよ~」
ユウマの声は誰にも届かなかった。
とりあえず、言われた通りにポーチを使おうとした。
……魔力ってどう使うの?
え? ヤバくね”
それから、数分間 アイテムポーチと悪戦苦闘した結果使えるようになった。
中身を確認してみると、
.下着×2 .布の服×2 .布のズボン×2 .ナイフ×2
.燻製肉×5 パン×5 水筒(1ℓの水)おにぎり×5
.金貨1枚、銀貨5枚、銅貨20枚
.スキルの書(魔法)、スキルの書(武術)、スキルの書(生活)
.お楽しみBOX
ユウマは衣服とナイフを取り出して、装備した。
裸からの脱出だぁ~!!
″ガザッ″
今、近くの草むらから音聞こえたような。
「……まさか、凶暴な生物は居ないよね? 普通に考えて」
ユウマはゆっくりと振り返ってみた。今の言葉がフラグだったとはユウマ自身は気付いていない。
「――――ッな!?」
熊が居ました。 体長が3mは余裕でありそうな巨体がそこには居た。
「グォォォォー!!!」
ユウマはその場で死んだふりをした。
「グォォォォー!!!」
しかし、意味がなかった。
ユウマは一目散に走り出した。
こんなに全速力で走ったのは、いつぶりだろうかってぐらい走った。
人間の足じゃ熊には、敵わないからすぐに追いつき、ユウマの事を完全に獲物だと感じ、ユウマをなぶり殺しにして遊んでいる。ユウマは、致命傷を受けないように必死で躱したり、逃げているが、体力が限界に近づいてきた。
この無駄に良い視力のおかげでなんとか致命傷を受ける事はないが、ピンチだ。
逃げれないと、判断した俺は、ナイフを2本持って構えた。
さすがに、戦う姿勢の俺を見て、熊も真剣になったようにこちらを見ている。
狙うは、目だ! 俺が勝つには、それしかない!
今、高校生VS熊の戦いの幕が切って落とされる!!
熊と戦っても、今のユウマだと無傷での勝率は10%もないだろう。
勝つ為には、目を狙うしかないとは、いってもユウマにそんな技術なんかない。どうすれば、いいだろうか。
そして、ずっと気になっていたのだが、アイテムポーチの中にあったスキルの書を使えば、スキルを習得出来るのだろうか?
すぐに、使えるのだったら、この戦闘でもかなり役に立つが……アイテムポーチのようにすぐに使えなっかたら、確実に死ぬ。
「グォォォォー!!!」
痺れを切らしたのか、熊が襲いかかってきた!
思考中だった俺は、熊の攻撃で押し倒されてしまった。
熊が大口を開いて、突っ込んでくる中、俺は咄嗟に左腕を前にだした。
左腕を噛また。
「イッテッーーーーー!!!」
ユウマは声にならないような悲鳴を上げた。
凄く痛い、今まで、味わったことのない痛みだろうか?
ユウマはナイフの持った右手で熊の左目をおもいっきり刺した。
「ぐぉぉー!」
流石の熊も痛みで俺の左腕を離したのは、いいんだが、すごく痛いし、血が流れている。
そして、ユウマは急いでアイテムポーチの中から、スキルの書を取り出した。
「何でも、いいから動いてくれ!!」
ユウマは自暴自棄になりながら、大声で叫びながら、スキルの書に魔力を込めていた。
その結果、スキルの書は起動したのだ。
『習得したいスキルはなんですか?』
無機質な感情のこもってないような声が聞こえた。
声の方に目を向けると、スキルの書が青白い光を発散していた。
この光に熊も少しだが、警戒しているのか、襲ってこずにこちらを窺っていた熊だが、ついに、襲いかかってきた。
「この状況を何とか出来るスキルを頼む!!」
ユウマはやけくそ気味に怒鳴っていた。
『了解しました』
感情の無いような無機質の声が聞こえた。
ユウマの身体が光輝いている。
『ユニークスキル.無刀流を習得しました。スキルの書(武術)は消滅しました』
ユウマはそのような声が聞こえた。
熊の顔には、さっきのナイフが刺さったままの状態だが、迫力は衰えていない、むしろ、怒りで増加しているようにも思えた。
そして、何故か知らないが、熊の動きが良く見えるようになり、動きに無駄がなくなったみたいに動けた。
そこで、熊の顔に渾身の右ストレートをおみまいしてやった。
「グォォォォ」
そして、最後の咆哮も終わり、たったの一撃で熊は動かなくなった。
こうして、ユウマの初めての戦闘は幕を閉じたのだった。
「死ぬかと思ったぁぁぁ」
その言葉を言い終わると、俺は近くの木にもたれかかり、身体を休めながら、 さっきの戦闘の事を考えていた。
「やっぱり、戦闘をするのには、スキルが必須だな」
ユウマは誰に言うでもなく、ぼそりと呟いていた。
そして、アイテムポーチから、残り2つのスキルの書を取り出していた。
ユウマは真面目に考えていた。何のスキルを取得すれば、良いのだろうか?
まぁ考えても、仕方ないから実行することにした。
『習得したいスキルは何ですか?』
感情の無いような無機質な声が聞こえた。
「例えば、どんなスキルがあるんだ?」
ユウマは決めかねていたから、質問してみた。
『面倒なので、ランダムで決めとくわよ』
え? 今までの声とは、違って感情のある声が聞こえてきた。
「どうゆうことですか?」
状況が理解できてないユウマは聞き返してしまった。
『あなた、見るからに優柔不断でしょ?』
確かにユウマは、けっこう物事を決めれないタイプだ。
「まぁ、そうですけど」
本当の事なので、一応同意しておく。
『私は、スキルの神です』
え? スキルの神様なんているのか?
「神様だからってランダムに決めるなんて横暴だと思います」
ユウマは、一応抗議してみた。
『いやぁ~めんどくさいんだよね』
神がめんどくさいとか言うなよ。
「ランダムに決められる方の身にもなって下さいよ」
『ランダムだと固有能力や伝説級能力 (レジェンドスキル)が出やすいんだから、イイじゃんか』
え? 固有能力、伝説級能力ってなんだろう?
「固有能力や伝説級能力だと何が良いんですか?」
『普通の能力よりもずっと強力なのさ』
「けっこう運の要素が強くないですか?」
ユウマは正直に言えば、悩んでいた。
『そう言っても、君がさっきゲットした能力も固有能力じゃんか』
そういえば、そんなんだったような気がするぞ。
「ランダムだと、ユニークとかになる比率を教えてください」
少し、気になったので聞いてみた。
『6割は通常,3割は固有,1割が伝説級さ』
固有は30%か、よし、決めたぞ!
「決めま……『よし、ランダムスイッチ、オン!ってね』……した」
全部話す前に決められてしまった。
ランダムにしようと思っていたけど…
『おめでとね、氷結魔法を習得したよ』
スキルの書(魔法)は青白い光を発散しながら、消えてしまった。
「あの~?、俺は、まだ何にするか言ってなかったんですけど?」
決めてたけど、何にするかとは、言ってなかったからな。
『あっ!! そういえば、そうだね~。ごめんね』
あんまり、謝る気がなさそうだ。
まぁいいか、どうせ決めてたしな。
『お詫びに次のスキルは伝説級にしてあげるね』
「え!? 良いんですか!?」
ユウマは感謝した。この神は、良い人だと。
『じゃあ、次、行っくよ~』
ドキドキ,わくわく,ドキドキ,わくわく
『お待ちかねの伝説級能力の伝説の生活術だってさ』
生活系のスキルの書だから、生活に関係あるスキルなのかーーーー!!
ショックが大きい。期待していた分 かなりのダメージだ。
ふと、見ると、スキルの書(生活)も青白い光を発散しながら消えてしまった。
『じゃあ、私も行くわね。久しぶりに働いた気がするわ』
それだけ言うと、スキルの神様も消えてしまった。
一人になった途端に左腕が痛み出した。
左腕の怪我の存在を魔法という憧れのモノで忘れていた。
熊に刺さっているナイフを回収して、休んでいるユウマは近くで馬車の音みたいなのが、聞こえてきた。
そして、その音はだんだん近づいてきた。




