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街の防衛戦⑦~絶体絶命

連日更新はしんどいですね。

今日も0時より少し前に書き終わりました。

早くストックを用意したい...

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俺が魔人と対峙してから30秒が経っただろうか。

痺れを切らしたのか魔人が地面を思いっきり蹴ってから距離を詰めてきた。

俺は無詠唱でソーラーレーザーを放つが、気にしないかの様に突っ込んできた。

(やっぱり、この程度の威力なら効き目がないのか...)

魔人が剣の間合いまで入ってきたので、素早く剣を横に一閃した。

ガキィン!と音が響いただけで、ダメージはない。

それでも剣を振るわなくてはならない。

無刀流の”技”を使った方が威力があるだろうけど、連発は危険なのでチャンスが来るまで温存する方針だ。

魔人が右ストレートを繰り出してきた。

俺は剣を手放してから魔人の拳に右ストレートの”砕月”で迎撃した。

ドン!という凄い音がしてから俺は、数メートル押し切られた。

(うん、痛いな。右腕も痛いが、足腰にもダメージがきたな)

「ホォ~、今ノ攻撃ヲ防イダノカ」

「当たり前だ!痛い思いしたくなかったら、さっさと帰りな」

(俺がな。早く帰りたいよ~)

「威勢ハ良イヨウダナ」


俺は拳を構えようとしてから気がついたが、右手に装備していたガントレットに無数の亀裂が入っていたのだ。

(マジで!?気に入ってたのに...てか、威力が半端じゃないな。

アンソルさんに作ってもらったガントレットなのに...

また、ワイバーン狩りでもしてから作ってもらおうかな。

...生きて帰れたならな)

「我、望むは氷の武器 《アイスウエポン》 」

右のガントレットの上に氷のガントレットを作り、重ねておいた。

(これで、少しは保つだろう)

「行くぞー!!」

俺と魔人の距離は約5メートルだ。

砂の反乱サンドリベリオンを使い、魔人の目を封じた。魔人は驚いているが気にせず5メートルの距離を一気に詰めた。

「!!?」

「《弧月こづき》 《無月むつき》 《三日月みかづき》」


大きく右足で踏込み、右足を軸にしてから体を回す要領で右の裏拳こづきを腹に喰らわせ、左手の手刀むつき胴体ボディを切りつけてから回し蹴りの三日月を胴体に叩き込んだ。

連続攻撃を喰らった魔人が片膝を地面に着いた。

(おっ!けっこう効いてる)

今の砂の反乱サンドリベリオンから技の連続攻撃を『最凶コンボ』と名付けよう思っていたら、すぐに魔人が立ち上がった。

「今ノハ多少ハ効イタゾ。モウ油断モ無イゾ」

そう言い終わると、魔人は片足を思いっきり地面に叩きつけた。

一瞬、地面が揺れてから魔人に向けていた意識が途切れた。

すぐに魔人の方に視線を向けてみると、すぐ傍まで肉薄していた。そのまま、蹴りのモーションが見えた。

(ヤバい!回避は間に合わねぇ!防御しかねぇ!)

俺は両腕を交差クロスさせてから蹴りを受けた。

凄い勢いで地面を転がるように飛ばされた。思いっきり10メートルぐらい後ろに建っていた建物にぶつかった。

「ガッハ!...ゲホッ!ゲホッ!」

俺はその場で血を口からぶちまけた。


建物の壁に背を預けてから、状況を確認してみると、多分だが、右腕の骨と肋骨を何本かヤッてしまったと思われる。それに、全身打撲と切り傷だ。

額からも多少だが、流血していた。

装備の方もボロボロになっていた。

腕に付けていたワイバーンの素材で作ったアームアーマーやズボンに服がズタズタになっていた。所々が破れているが、何とかなるだろう。



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不慮の事故で死んでしまった主人公。だが、彼の人生は終わってなかったのだ。 天使のお爺さんに異世界に転生してもらい、憧れの異世界ファンタジーの世界に行ってから彼は何をするのだろうか?自分の厨二と直感を信じた、彼の物語が幕を開ける。
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