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最後のメール
彼はこのためだけに
私を誘拐したのだろう
彼が犯罪行為までやるとは思わなかった。
彼と一緒にいた期間は
幸せだった。
だけど私は違う男の所へ戻って行った
あのとき、悪者は彼だったけど
本当なら私だ
彼もこの事実はわかっている
ただ彼は変わっていなかった。
ずっと私のことが好きだった
好きすぎたんだ
私はずっと幸せだった。
彼はどうだったのだろうか
少なくとも幸せではなかったのだろう。
彼がこうなった責任は私だ
最後くらい一緒にいてあげよう
私は毒薬を呑み込んだ。
「殺したいくらい
好きです
だから僕を殺してください。」




