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僕。異常  作者: ささ
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吉田心の責任

僕は狭山から言われた通りの質問を彼女にしたあと



彼女が答えてくれたこと(心の中で思いかべた)を狭山にメール。

メールを打ち終えたあとはしばらく監視をして

狭山が薬を飲んだことを確認したら

部屋に行き彼女を縛っている縄をはずす


また監視モニターのチェックを行う。


これが僕の今日の流れ




狭山はいったい何がしたかったのだろうか

狭山自身これが望んでいた事なのか

彼の心の中はごちゃごちゃで

僕でさえ読みづらくなっていた


最後彼にこれでよかったのか質問をしたところ

よかったという回答になっていた。


彼の本心であるには違いない


ただ死にたいわけではないはずだ

彼女に殺されたいという願望が強かった。


彼の本当の依頼は

伊田芽麻友を見ながら死ぬ

死に方はまかせる(伊田芽に殺されたい)

というものであった。


伊田芽麻友に殺してもらいたい。

伊田芽麻友の本心が知りたい。

狭山蒼生は伊田芽麻友にとって

害のないストーカーみたいなものであった。

それが今回の件によって

最高に害のあるストーカーになったわけだ


ミイラ取りがミイラになるとは似ているようで全く違う。

彼自身が望んだ結果だ。



借りのある彼に僕は最後の依頼を完遂させなければいけない。

ただ、僕個人として狭山には死んでほしくなかった

2年間仕事をしてきた仲間である。

そう簡単には死んでほしくない

それでも狭山の望みを叶えてもあげたい

僕は悩んだ結果

彼には痛み止めと言い1錠の薬を渡し

この後は伊田芽麻友に全権を委ねることにした


この薬は人の記憶をすべて消す。

正確に言えば、狭山である人格を切り離すものだ

よって狭山蒼生という人間は薬を飲んだ瞬間に消えてしまう。

非常に効果が強いもので、2錠飲めば死ぬ

そしてもう1錠は伊田芽麻友に渡しておいた


彼女が狭山蒼生に対してどのような処置をするのかは僕にもわからない


憎ければナイフや縄を使うだろう

そうでもなければ薬を使うのが妥当どころだろうか


伊田芽への質問のなか

伊田芽にとって狭山蒼生は非常に微々たる存在であった。

大学時代の後悔でやっと狭山蒼生がでてきたくらいだ。

それもその他多くの一つとして



もし彼女が狭山であったものを

殺せなかったら

それはそれでいい

狭山であったものをもう一度雇うだけだ

そして伊田芽を解放する


伊田芽が狭山であったものを殺しても

伊田芽のことは解放する


伊田芽麻友の命だけは保障することだけが狭山との約束。

これは契約ではなく信頼のようで

僕にとっては契約より重かった。


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