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僕。異常  作者: ささ
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伊田芽麻友の混乱

「質問です」

「あなたにとって大切な人は誰ですか?」

「家族を除外した場合に大切な人は?」

「一番の友達は誰ですか?」

「犯人は誰だと思いますか?」

「大学時代あなたにとっての後悔は?」

「大学時代一番の友達は?」

「やり残したことはありますか?」

「もし殺されるならどのようにして殺されたいですか?」


どこからか機械音のように

質問が流れてきた


私の口はガムテープらしきものが貼られているため

質問に答えることはできない。

これには何の意味があるのだろうか?



しばらくするとドアが開く音

しばらくの静寂

そして1度何かを壊す大きな音と着信音があった。


数十分したあたりだろう



首にかかっていた縄がはずされ、私の眼を覆っていたものがはずされた。

あたりを見回すとそこは1つの密室で、窓の一つもみあたらず

目の前には、一人の男がうつ伏せになって倒れていた。


後ろから男性の声が聞こえてくる。

「君にお願いがある。この男を殺してくれ。」

唐突に後ろにいる人物はしゃべりだした

「なんなのいったい

ここはどこ?なんでこんなことするの?

私のことも殺すの?ねえどうなの?」

私は声をあらげてそう言いたかった

だが口の中に異物が入って、ガムテープで固定されているためにしゃべることができない


「君の言いたいこともよくわかる。でもこれが依頼だからしかたなかったんだ許してくれ。僕個人としては、君に何の怨みもない。これが終わったら君の命は絶対に保障する。だから安心してこの男を殺してくれないかな」


後ろにいる男は、落ち着いた口調で私の心を見透かしたかのようにしゃべりだした。


いきなり人を殺せと言われても非常に困る。

まず人間は人間を殺してはいけないし

もし私が殺したら私は捕まってしまうかもしれない。


だけど私がこの男を殺さなかった場合、私の命はどうなるのだろう。


この目の前にいる男を殺しさえすれば、私の命は保障されるというのも嘘くさい

だがこの状況だ。

逆らえば無事では済まない。


「彼は1時間たてば勝手に死ぬんだけどさ。君に殺されるのが彼の願いだ。

君が何もしなければ、・・そうだな、せっかくだし一緒に死んでもらおうかな。

彼の意思とは少し違うけどまあそんな大した問題じゃないだろう。

じゃあ今から縄をほどくからじっとしててね。

それとこの間絶対に後ろは見ないこと

もし後ろを振り向けばわかるよね。」


そう言いながら男は私を縛っていた縄をナイフで切りはじめた。


「けっこう硬いよね縄って」


フレンドリーに話しかけてくるあたりが非常に私をいらだだせる。

「今から5分くらいしたら後ろを向いてくれ

そこにナイフや毒薬をおいておくから、殺し方はまかせるよ

1時間後に戻ってくるから、それまでに目の前の男を殺すこと。

一応監視カメラから監視しとくからその点は守るようにね。

殺したと判断したら1時間せずに戻ってくるしさ安心してくれ。

・・では期待しとくよ」


男は縄を切り終わったあと、この部屋から出て行き、

ドアが開く音と鍵をかける音が聞こえた


あたりは私の呼吸音と目の前で倒れている男の呼吸音だけになった。

私は口を覆うガムテープを自力で取り外し

私は目の前にいる男にむかって呼びかけをしてみることにした


「大丈夫ですか?」

・・・・・

反応がない

5分ほどしたと判断した私は後ろにあるナイフをもち

あたりを確認してみる。

どうやらここは4畳半ほどの広さの部屋みたいだ。

もともとは事務所か何かで使われていたのではないのだろうか

あたりの確認が終わったところで、私は恐る恐る男に近づいてみることにした


近くから見るとその男の腕は血こそ流れてはいないものの

深い切り傷でいっぱいになっていた。


少しひるんでしまった私だが私は男の背中を恐る恐るゆする

すると

「うううう」

と低い声が聞こえ。

私はとっさに彼と少し距離を置いた。



私は右手にもつナイフを力強く握りしめ男にもう一度近づいていった


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