38/44
狭山蒼生の謝罪
「本当にいいのか」
吉田は真剣に僕に問いかける。
「2年以上も前から約束してたことだろ。
それに僕は依頼者だ。
僕の言うとおりにしてくれ」
「・・わかった、じゃあこれ最後に呑んでくれ
刺されても通常よりは生きてられるはずだ。」
彼はどこか寂しそうにして僕に薬を渡し去っていった。
このような薬を渡してくれるのは、さすがである。
僕はそんな彼の背中を見たあと
彼女のいる部屋へ向かった。
部屋に入ると、体中がしばられ辛そうにしている彼女がいた。
僕は彼女を見て
「ごめんね」
と小さくつぶやいた。
僕はしばらく彼女の目の前に座って
彼女を眺めることにした。
自分の携帯電話を確認する
しばらくして僕はメールを送信し
携帯を足でふみつぶした。
そして彼からもらった薬を呑み込み
僕は眠りについた。




