15、12 斉藤春樹の会話
「断る。俺はあの女と関わりたくない」
久しぶりに再会をした吉田からの頼みごとではあったのだが
私の第一声はこうなってしまった。
「頼む、関わりがあるのお前くらいなんだわ」
ハーフ顔の男は私にそう言うと、昔の話しを語りだす
「あのとき、お前が泣きながら話すのを聞いていたのは誰だったのかな・・あのとき川井さんという可愛い女性と一緒に遊ぶイベントを作ったのは誰かな・・君がこのせいで寝不足になり毎日おこしにきたのは・・もしかしたら今の彼女はどう思うかな・・」
このことを言われると私は弱い
「・・それで俺はあの女と一度会えばいいのか?」
吉田満面の笑顔だ
「まあそんな感じ。伊田芽のアドレスは知ってるから安心してくれ
それで、斉藤の名前を少しだけ貸してくれないかな。
そしたらこっちで連絡とかとるからさ、あとこのことは他言無用で頼む。」
またこの男はよくわからないことを言っている
「俺彼女いるんだけどなー」
私は少し困ったように言うとこの男は
「手はうってあるから大丈夫」
まったく安心感がない
「・・じゃあ1度あの女と会うだけだからな、あとは知らん」
「ありがと友達、じゃあまた連絡するからよろしく」
吉田は嬉しそうにしながら帰っていった
その後吉田から日時と場所を指定され
指示に従い私は伊田芽麻友と会い
他愛もない話しをして自宅へ帰った。
本当にそれだけであった。




