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僕。異常  作者: ささ
31/44

13、3 狭山蒼生の卒業式

「卒業おめでとうございます。」

身長の小さな女性が僕に向かってしゃべりかけてきた。

この子の名前はなんだっただろうか

「ありがと」

そんなことを考えながら僕は受け答える。

「先輩また呑みつれてって下さいね。」

女性は眼を輝かせながらそう言っていた。

「そうだねまた連絡するよ。じゃあまた」

僕は笑わずに、名前もわからない女性と別れを告げた

「おい、狭山こっちこい写真とるぞ」

島内に呼ばれ僕は島内達のいるところへ向かった。

「またお前、女と一緒にお酒呑んだのか」

「んーまあ」

うるおぼえの記憶を呼び覚ましながら答えた

「やったん?」

「やってない」

これは確かだ

「でも前の子とはやったじゃん」

小野が横やりをいれてきた

「やめてくれ、嫌な思い出だ」

「さすがの俺もあの子とはできねーな」

宇佐美がさらに僕を追い込む

「僕ももうできない・・・お酒のノリって怖いね」

僕は肯定をする

「貯金もほとんど残ってないし」

岩井がさらに追い打ちをかける

「まあ君らと旅行行ったのもあるし、しかたない。よくもったほうだ」

「途中から、パチンコもスロットもやらなくなったしな」

タカがフォローをしてくれた

「タバコは結局また吸ってしまったけどね。」

僕はタバコをとりだそうとすると。

「写真とるぞ」

陽がデジカメをクラスメイトにわたし

こっちに戻ってきた。

「撮るよー

1たす1は?」

「にー」

僕は笑わなかった。

写真は苦手だ。

これからもそれは変わらない


僕の写る写真はすべて不機嫌そうである。

みんなはそれをキャラクターとして受け止めてくれているので問題はない

僕らはこの学校を卒業する


後悔ばかりの学生生活。


ただここにいるメンバーが唯一の救い

彼らがいなかったら僕は学校にはいなかっただろう


僕らはそれぞれ別の道を行く。

きっとまたなんてことのない日に会うのだろう。


そんなことを思いながら、今日の謝恩会の打ち上げの居酒屋へ向かった。

そこにいるのは斉藤ただ一人だとわかっていても

これが最後のクラス会だ。


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