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僕。異常  作者: ささ
21/44

10,9 狭山蒼生の優先順位

伊田芽麻友は

いつも胃の痛さに悩まされている


今日で3日ほど彼女が学校に来ない

メールも返ってこない

落ち着かない僕は授業中にもかかわらず

ずっと携帯を眺めていた

すると願いが通じてなのか

伊田芽麻友からメールがきた

「今まで入院してた

連絡とれなくてごめんね」


この文章を見た瞬間

僕は席を立ちあがり、教室からでていった



メールを見ていると

どうやら彼女は3日前、異常な腹痛により嘔吐を繰り返し、救急車に運ばれたようだ


次に送られてきたメールには彼女はすでにに通院だけになっていて

今日は病院に行って今自宅に帰ってきたことと

「学校はさぼらないこと」

という一言が添えてあった



僕はしかたなく彼女に電話をしてみると

「大丈夫だよ。おばあちゃんがね救急車呼んでくれたんだ。

それでさ救急車の中っていろいろあってね

って言いたいんだけどあんま記憶ない

まあちょっとひどい胃痛みたいな

あともう少しで炎症してやばかったらしいから

しばらく通院かな」

心配をしている僕に気を使うかのように

彼女は笑いながら明るい口調でしゃべってくれた


「そっかじゃあしばらく大変だな。一人で大丈夫?」


「うん。病院はそんなに遠くないしさ、君は元気だった?私がいなくて寂しくなかった?」

僕は心配し過ぎて胃が痛いのだがそんなことは言えない


「まあ個人的には大丈夫だけど、健康診断の結果がEだったからあんまりよくないんかな。赤血球とかなんか色々多すぎるみたい。

血がドロドロなんかね」

冗談交じりにこのあいだの健康診断の結果伝える


「もーへんなもん食べすぎなんだよ。病院いきなさい」

彼女はいつもこうだ

自分より僕を心配する

「普通の物食べてるよ。じゃあお大事にね」

「うん、じゃあまた」


電話をきるとと知らない人からメールがきていた

「こころ難しいー

とりあえず弾けるとこまで弾いてみました

携帯だと録音したの送りきれなかったからパソコンから送信です

伊田芽 」


僕が弾いてほしいと言ったこころという曲

麻友がピアノで演奏したのを録音してパソコンからメールで送ってくれたみたいだ。


「抱きしめたいなー」

そんな独り言をつぶやき僕は教室に戻った


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