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僕。異常  作者: ささ
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9,5 狭山蒼生の朝

徒歩5分小学校

徒歩7分中学。

自転車30分高校。

車20分大学。

将来的には地元企業へ



僕は自分の生まれ育った町。

群馬県富岡市

何もない町だけれど、のどかなこの町が僕は好きだ

・・というわけではなく


ただ僕は実家にいるのが楽で

都心まで行って学びたいこと、やりたいこと


そんな夢が僕にはまったくなかった。

そのために大学と高校は楽に入れそうなところに進学をした。



僕の唯一の変化といえば

大学生になると同じ服を着ていくことがダメみたいな空気から

興味のない服でも少しは気を使うようになったことだ。


僕はタイトな服が苦手なので基本ゆるめの服を着ている。

そのためだいたいはLサイズ。

Mサイズで充分なのだろうけど

ゆとりを持ちたいのか大き目の服を選んでしまう。

高校のときは何を血迷っていたのかLLや3Lサイズの服を買ったこともあった。


さすがに3Lはデカすぎてまったく着ることはなかった。

ちなみにBボーイ(?)ファッションみたいなのものはあまり好きではない。


最近のお気に入りの服は、ジーンズ色の生地に大き目の水玉の柄のはいったシャツだ。


この服は着やすくて、デザインもなかなか気に入っている

このまま着るだけでもいいのだが、個人的定番としてはこの水玉シャツにねずみ色のカーディガン(LLサイズ)を合わせてズボンはカーゴパンツ。

本日はこの服を着ていく予定だ。

何が言いたいのかというと

僕はその変にどこにでも転がっている普通の大学生である。



ただ僕は人見知りがひどく今のところ大学に友達はいない。

大学と実家を往復する生活。

こんな生活をしているとさすがに寂しくなってくるのか

だれかと友人になりたいと思っている。


ただ大学というのは不思議なもので、いつの間にかグループができあがっている。

そしてそのグループに入るのは至難の技だ。


そんな僕にとって学校側がある行事を企画をしてくれていた

それは新入生同士の親交を深めるため1泊2日で旅館に連れて行ってくれるのだ。


そしてその行事は本日

まさにこれから5時間後に

僕はもうバスに乗っていることになる


どうやら自分は眠らずにはいられないほどに緊張をしまったようで

昨日の夜から朝にかけてほとんど寝る事ができなかった。


そして僕は現在、昨日のうちに行った準備を入念に確認をしている。

いつもはしない朝食をとり、めんどうなワックスもしてみた


・・これではまるで大学デビューではないのだろうか。

間違いではないがすでに1か月近くたつ


それでもまだ遅くはない

僕はこれから、これから友人をつくる

これが第一目標

そして僕は少し緊張をしながら学校へ向かう。


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