後悔
短編小説
最初から分かっていたこと、叶うはずもなく、別れが来る、分かっていたこと。
私は、あまり良いことではないが、今まで顔を見て惚れる、ということが多かった、だが今回は違った、彼女は、笑ってくれる、いつ何時笑ってくれる、心から笑ってくれる、これが何より嬉しかった、褒められる、感謝をされる、これより私は彼女が笑ってくれるが何より一番嬉しかった、この人との出会いは、今までにない、未曾有な事だった、後にも先にも現れない、唯一無二の存在だった、内面、人は内側が大事と綺麗事を並べるが、私は初めて内面を見て惚れてしまった、女性というのは私の人生で、あまり縁のない存在だと思っていたが、彼女だけは、話しかけてくれるし、話している時の笑顔、今でも鮮明に覚えているほど、嬉しい記憶だ、そんな中あまり関わりが減ってきて、心の底で少し寂しさを感じながら過ごしている時、ふと耳に入った情報、彼女の好きな人、とても嫌な予感がした、もう少し耳を澄ませて、聞いていると、私とは程遠い存在の男性、そうまさに俗に言う陽キャというやつだ、それを聞いて心底落胆した、そこから数ヶ月間、拭えない感情に侵され、何かをする気力を無くしてしまった、言うならば、大火傷をした後の消えない傷のように、この感情は消えることはないだろう、あの時こうしてれば、もう遅い、これからも、何十年と消えることがない感情
フィクション




