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プロローグ

歌うように読まないでくださいね?

特にこの曲を聴いた後とかだったら脳内で音楽流れ出しちゃいますよ、きっと。

 あれは、短い短い君との逃避行の話だ。_あの夏の日の記憶だ。


 窓の外は土砂降りだった。昨日晴れていたのが嘘みたいだった。

『今日から本格的に梅雨が始まりました。外出をする際には傘を_』

テレビから聞こえるアナウンサーの声がぼんやりと部屋に響いた。六月の中旬の梅雨時なのに、遊園地を両親にねだって外出した妹はどうしているだろうか。

そう考えていた時に、ピンポンとアパートのインターホンが軽快に鳴った。

 ドアを開けると傘を持たずにずぶ濡れの君が、震えながら立っていた。君は、驚いたまま動けなくなっている僕に微かに笑ってこう言った。


 「昨日人を殺したんだ」


 

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