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プロローグ

初投稿です!

1日1〜2話を目標に執筆できればと考えています。

世界は、思っていたよりも小さくできている。


誰かがそう言った。

けれど、その“誰か”が誰なのかを覚えている者はいない。


人は、生まれた土地を世界のすべてだと信じて生きる。

子どもの頃に教わったこと、街で語り継がれる噂、

長老の言葉や、古びた教本の一節。

それらを積み重ねて「常識」と呼ぶ。


けれど、その常識が本当に正しいかどうかを

確かめた者は、ほとんどいない。


危険な森は越えてはいけないとか、

古い塔には近づくなとか、

空に光が走る夜は外を歩くなとか――

理由は誰も知らない。けれど誰も疑わない。

そういう決まりごとが、この世界のかたちをつくっている。


だが、ほんの小さな違和感は、

いつだって見えないところから始まる。

誰かが見た夢、誰かが聞いた話、

あるいは、旅の途中で耳にしたひとつの言葉。

それだけで、世界の輪郭が少しだけ揺らぐことがある。


その揺らぎに気づく者がいる。

名もない若者たち。まだ何者でもない冒険者たち。

理想を掲げるには幼く、諦めるには早い。


彼らは知らない。

自分たちの見ている世界が、

いつからこの姿をしていたのかを。


それでも、旅は始まる。

ごくありふれた朝に、どこにでもある街の片隅で。


これは、誰も疑わなかった世界のほころびを、

ひとつずつ見つめ直していく者たちの物語である。

誤字脱字はご容赦ください。

時間を見つけて訂正していこうと思います。

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