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ドメスティック・サマー

作者: ぽん

日差しが私を滅多刺しにして

その一回が心臓に刺さって

致命傷となって取り返しのつかない深い傷となった


想えば想うほど遠くなってく心の距離は私のせい

遊んだ思い出だって 飲んでやらかした日だって

二人きりなんてことは一度もない

私はただの友人の一人です


夏の日差しが私を殴って 赤くなった心が痛い

思い出なんてなくても良かった

そう思えない私がいた


水しぶきが私に乱射して

その1発が頭に当たって

致命傷となって取り返しがつかない毎日頭が重い


考えれば考えるほど

ストレージはなくなっていくばかり

容量を開けようと思っても 

削除できない思い出ばかり


夏の風が私を襲って 滴る汗が心に染みる

消したくないこの思いが増えてくのどうにかして

保存しきれない思い出たちは

全て友達としての記憶だけ


綺麗なままで残していたいの

だからアクセルから足離れて


高速で走る心は ブレーキを踏めません

渋滞が起こることなんてなくて

ICまで加速中

貴方ICで降りた私はもう戻れない


夏の日差しよ お願いだから

私を殺してくれないか

夏の日差しよ お願いだから

貴方の言葉に刺されるのはいやだ


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