9.封魔の腕輪1
かなり日が空いた久しぶりの投稿です
ちなみに前回の話しから1年たった話しとなっています!
『サンダーアロー』
手を上にあげながら唱えると頭上に15センチほどの雷の矢が現れ、バチバチと音をたてる。
そして手を振り下げると同時に雷の矢は30メートル先の的に一瞬にして突き刺さった。
「お疲れさま〜、いや~すごいね~魔力のコントロールに乱れなく的にもしっかり当てるなんて」
俺の家庭教師であるティーチズがそう言ってきながら近づいてきた。前まではティーチズは敬語を使っていたが父上にはフランクに接してたため、俺にもフランクでいいと言ったらこんな感じになった。俺もこっちのフランクな話し方のほうがラクで助かった。
「ティーチズさんの教え方が上手いからね」
実際ティーチズさんの教え方は分かりやすい。やり方を自分で噛み砕いてそれをわかりやすく組み立ているので非常に理解しやすい。
「もうコントロールは良さそうだから今度は威力と数を増やしたいね~。………よし相談しに行こうか」
「えっと…、誰に」
「そんなもん決まってるでしょ。君の親父さんに。」
「なるほど話しは分かった。よし、それなら後日行こうか」
あの後今日は家に居る父上にすぐに訪れた。 ティーチズは父上に軽く説明したら、何故かどこかに行く予定が決まった。
「すみません…。話が分からないんですが」
そう言って俺は右手を若干あげた。
父上は「言ってなかったのか」と言っているようなジト目の視線を向け、ティーチズ「ゴメンゴメン」と言うように手を合わせて軽く可愛く謝っていた。
正直おじさんがやって可愛いはずもなく、むしろ腹立たしいものであった。
「ゴホン…、簡単に言えばお前は封魔の腕輪をつけてるから1度に放出できる量が決まっているからこれ以上魔法の威力も数もを上げれないんだ。」
「それならどうしたらいいんですか?」
正直今封魔の腕輪を外しても、魔力をコントロールできる自信がない。
「簡単な話だ。封魔の腕輪の調節をしに行けばいい」
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