7.武術2
「さぁ、まずどれからやりますか!」
老いを感じさせない生き生きとした声で武器を指しながら聞いてきた。
「…そうだなぁ……」
ゲームでのロアは様々武器を使っていた。そのためどの武器に適正があるのかが分からなかった。他のメインキャラは剣または大剣など分かりやすいのだが。
悩んでも仕方がないので無難にまずは剣をとってみた。
それから1,2時間剣を振ったり、打ち合いをしたりしていたら、手に馴染む感覚ができた。多分これは剣に適正があるということだろう。無難に剣を選んだつもりだったが、自分の中に男としての剣の憧れがあったらしいので、とても嬉しかった。満足したので、次の武器を取りに行こうとしたら、不思議そうな顔したガンドールが来た
「チャロアイト様?剣はもうよろしいのですか?」
「あぁ。感覚は分かった。次の武器も試してみたい」
何故かびっくりした顔をしているガンドールはすぐに嬉しそうな顔をして元の位置に戻った。
こうしてこの日は剣、槍、斧、盾を練習して終わった。どれにも手に馴染む感覚が出来たが剣ほどは感じなかった。そして次の日、俺は筋肉痛で数日鍛錬を休むはめになった。
まぁあれだけやれば筋肉痛になるよね〜
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