2.属性魔法
魔法の話です。
魔法は心が踊りますね。
この世界には魔法がある。なんと魔導具を使って自分の使える属性魔法がわかるのである。
この世界に存在する属性は9種類あり、
火、水、風、地、氷、雷、無、闇、光がある。
人はだれしも必ずどれか1つは属性魔法を使うことが出来る。
そして世の中には複数の属性魔法を使える者だっていて、2つだけでもかなり珍しいとされている。
魔法は遺伝によって伝わるが、これは絶対という訳では無い。なので親と属性魔法が違うなんてこともある。更に稀だが、後天的に発現するなんてこともあるらしい。
ちなみに俺は闇と雷の属性魔法を使えます。
パチパチパチ(拍手)
しかし、属性魔法の1つである闇は発現する人が少なく、さらに使用が難しく使えずに一生を終えたなんて人もいるらしい。オニキス家では3代に1回ぐらいの確率で発現してるけどある程度はどの人も使えてたらしい。そのおかげで教科書のようなものが家にあるらしい。
闇を使える家庭教師は見つからなかったが雷を使える人はいたので習うことができた。
「魔法はイメージをして魔力を消費することで使用することができます。詠唱する方ががイメージしやすいけど無詠唱でも大丈夫です。実際にやってみましょう」
「はい」
「まずは手元にサンダーボール作るを練習しましょう。しっかりと見ていてください。」
『サンダーボール』
すると家庭教師さんの手元にソフトボールぐらいのものができた。
「スゲ~!」
「ではやってみましょう」
興奮した気持ちを落ち着け、手のひらに今さっきのものをイメージして
『サンダーボール』
すると手のひらにさっきの半分ぐらいの大きさのサンダーボールが出来ていた。
「何と一発で成功ですか!これは素晴らしい」
「うん、でも少し小さい」
「初めてで成功するだけで十分ですよ」
かなり褒められたので、少しばかり恥ずかしい。
「では、どんどん練習していきましょう」
その日の属性魔法の練習は俺がわがままを
言って日がくれるまで練習を続けさせてもらった。
一般的な初心者の属性魔法の練習はその日丸々使うぐらい時間を使うらしいね。