第3話 初めての女子の家に行くけど、大丈夫なのか?
先週はリアルがかなり忙しかったので、書くことができませんでしたm(_ _;)m
ただ、これからも忙しいことが多くなりそうなので、温かい目で見守っていてください!
優との約束があった日から2日が経過した。
今日は土曜、優の家に行って、自分の髪とかを整える?のかはまだわからないけど、初めての女子の家に行くのに、落ち着けるわけがない。
それ相応の格好をするため、わざわざ服を新調した。
あと、プラスでやったことないネックレスもつけてみたのは内緒だが。
そろそろ出てもいい頃なので、出発した。
だが、早く行かないといけない使命感(?)に襲われ、少しの間速歩きをした。
周りから見たら、ただイキってる陰キャが急いでるんだなとしか思わないと思うが、自分にとってはこれからかなり重大なことが起こる可能性が高い。
しばらく歩いていると、地図に載っている優の家らしき建物が目に入った。
「一軒家なんだ。」
思わず驚いてしまったが、幾分一人しかいないので、気持ち悪い陰キャが独り言を言っていると思われるだろうが、自分の家がアパートなのもあったのでしょうがないと思いたい。
ピンポーン
「はい、望月です〜。」
「あ、あの〜、高橋海って言います。優さんいますか?」
「あ、海くんか!入って入って〜。」
「おじゃましま~す」
自分でもえ?ってなるほどすんなり入れてしまい、優に部屋を案内された。
優の部屋に入ると、いかにも女子みたいな部屋だった。
ものはきちんと整理され、隅々まで掃除された跡がある。
それでいて、勉強してたんだろうか?
机上には勉強道具が並んでるとまではいかないが、広げてあった。
「偉いな〜。」
「えへへぇ、偉いでしょ〜。」
「え?あっ、独り言のつもりが聞こえてた?」
「もちろんだよ〜。海くんの独り言って意外と聞こえるよ?w」
「まじか。今度から気をつけよ。」
「いいよ気にしなくて。むしろ言ってくれたほうが、本心がわかるから接しやすいしね。」
何という温かいフォロー、優の優しさが目に見えてわかってしまう。
更に惚れてしまいそうで怖いな。あ、もっと惚れてもいいのか笑
「それじゃあ、まずはどうする?ワックスからかける?」
ワックス...自分には縁もない言葉があっさり出てくるな。
「じゃあそうしてもらうよ。ただ、俺はワックスどうやってやるのかわかんないから、一回やりながら教えて欲しい。」
「しょうがないなぁ、特別にやってあげましょう!じゃあお代はどうしよっかなぁ?」
「ひどくないやつにしてね。」
「うぅ〜ん、夜の営み?w」
「は?ひどいのはやめてっていったよな?」
「ごめんごめん、冗談だってw
騙しちゃってごめんね?じゃあ、ハグとかどう?」
「ハグ!?いやいや、俺の心臓が持たないって!」
「えぇ〜、駄目なの?」
うざい。こういうときに上目遣いはひどい!
許しちゃいそうになるじゃないか!
まあでも、ハグなら...
「じゃあ今回だけはいいよ。俺が頼む側だしな。」
「おっけー、じゃあ成立ね!」
なんだかんだワックスをつけてもらうことになった。
今はいないけど、優には兄弟がいるらしく、兄のワックスを使わせてもらうそうだ。
あ、もちろん許可は取ってある。らしい。
「じゃあつけていくよ〜。」
ワックスをつけ終わり、一通り髪をセットし終えたら、今度は脱毛クリームもやることになった。
でも今の足とか手は産毛みたいな長さの毛しか生えてないんだけどな。
今度はかなりあっさり終わった。
まあなども言うけど、産毛みたいな毛にそんなに時間はかかんないよね。
ってことで優に言われた通り整えられ、鏡を見る。
「え!!?これが俺!?」
「えへへぇ〜、もともと素材は良いんだから、活かさないと損だよ?」
正直、今の俺は俺じゃない。
まあ何言ってるのかわからんが笑
「でも、髪の長さは流石に私が変えたら変になりそうだから、近々美容院行ってね。」
というわけで美容院に行くことが決定もされた。
改めて最近のことを振り返ると、優と付き合ってから色々変わったな。
なんて思いながら、このまま少しの時間優の家にいさせてもらい、そのまま帰った。
家についてからも、どうも自分の変わりようにソワソワしてしまったのは内緒だが。
優「今回のお話はどうだったな?楽しめてくれたら、優、とっても嬉しいよぉ。ぜひブックマーク、☆☆☆☆☆を★★★★★に変えてね。」
海「おい優何やってんだ?まあいいが、俺、もうちょっとここにいていいか?」
優「ほんと!?やったぁ〜!」