はじめての仲間
仲間がいればもっと強くなれる。
「まずは仲間を探しに行こうか!」
幸太郎はポカンっとした顔をしている。
「じゃあ行くよ!」
「どの世界に行くの?」
「ゲームの世界だよ!」
リコルーは当たり前の様に言った。
幸太郎はよくわからないままリコルーについていった。
「到着ー!」
「なんで、ゲームの世界にしたの?」
リコルーは周りをキョロキョロしていた。
「ここで待ち合わせしてるんだー」
「誰と?」
「ハナルっていう友達」
「なんで今、待ち合わせしたの?」
幸太郎が不思議そうにしている。
「どうしたの?」
遠くの方から何かが近づいてくるのが見えた。
「リーコールー」
大声でリコルーを呼ぶ声が聞こえた。
「ハーナールー」
リコルーは大声でハナルっと言った。
すると、ハナルという女の子が降りるのと同時に、ドサっという鈍い音がした。
幸太郎が下の方を見ると自分より少し年上っぽく見える男が横たわっている。
その男はがたいがよく、強そうだった。
「広道起きてー」
ハナルという女の子が、その男のほっぺをペチペチと叩いている。
「へ、ここどこ?」
「ここはゲームの世界だよ」
「え、まじで!」
「っていうか誰?」
リコルーが幸太郎のことまで紹介してくれた。
ハナルという女の子は幸太郎たちに自己紹介してくれた。
「私はハナル。ゲームの世界の住人で、リコルーの親友だよ」
「こっちは私が連れてきた能力者」
「田口 広道。こう見えてとっても優しい」
「広道くん。よろしく」
幸太郎、手を出してみた。
「よろしく。幸太郎」
するとリコルーが
「これで1人、仲間ができたね!」
「ここからはいろいろな世界をめぐって仲間を見つけよう!」