ゲームキャラとひきこもりが世界を救う
ひきこもりとは社会を避け、自宅などに引きこもる事
しかし、だからこそ他の人が持っていないものを持っている
柔軟な発想力で世界を動かす?
「よっしゃー!今月も1位だー!」
彼の名は山元 幸太郎(やまもと こうたろう)
中2、不登校、ひきこもり、毎日ゲームづけ
当たり前だが、友達がいない。
彼の唯一の楽しみは、ゲームの月間ランキングで1位を取ること。
「休憩するか」
幸太郎は布団に寝転んだ。
「幸太郎」
幸太郎の事を呼ぶ女の子の声が聞こえた。
幸太郎は驚き、飛び起きた。すると、目の前には可愛い女の子が立っていた。
「え、誰?っていうかなんで僕の名前を……」
「私はリコルー」
「リコルー??ってゲームのキャラじゃ?あっ、もしかしてコスプレイヤーさん?」
幸太郎は人と接する機会が久しぶりすぎて、質問攻めにしてしまった。
「い、いえ」
「え、違うの?いやそんなわけない。だって、そんな格好する人いないし」
幸太郎はリコルーに興味深々だ。
「で、本当の名前は?」
「え、えっと。本当にリコルーだって!」
幸太郎はしばらくポカーンとしていた。
「ま、まぁいいや。そんなに設定を大事にしたいんなら……」
「そ、そんなんじゃ」
そんなやり取りをしていると、
「なんか、透けてる?」
リコルーは半透明になっていた。
すると、リコルーが急に、
「こ、幸太郎。この世界を救って!!」
「え、えーーー」