第3版

　──これは、世界の謎を解き明かす物語。

　星の女神の教えが普及した〈叙事詩圏〉と呼ばれる世界。そのうちの大国家「聖女王国」の東部辺境にメリッサという村があった。そこに住む双子アデリナ（リナ）とルート（ルゥ）。女の子なのに男勝りなリナは、魔物を倒す騎士に憧れ、男の子なのに娘らしい可憐さを持つルゥは、知的な好奇心を満たすために教導会の導師になることを志していた。
　そんなある日、ふたりはまったくの偶然から、自分たちの父親がいなくなっていたことを知らされる。父親だけではない。父親と過ごした記憶も一緒に失くしていたのだ。思い出から父親が消えたのはなぜなのか、そして、父親が子供に隠している秘密とは何か？　背後に見え隠れする魔女結社と〈星室庁〉の陰謀に立ち向かいつつ、双子の冒険は始まる……

※2018/2/11に連載中断した『聖剣と魔女のミュトロジア』（現『ミュトロジア第２版』）の再改訂版のつもりでしたが、再び描き直し中。ごめんなさい……！