表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/16

第5話

 12月25日、早朝。達也は隣の区で買った赤いゼラニウムの花を、彼女の玄関前に置いた。ゼラニウムの時期でないので、探すのが大変だった。達也は反応が気になったため、階段の陰に隠れて彼女を待った。


 6:00。彼女はゴミ捨てのため、外に出てきた。花を見つけると彼女は嬉しそうに抱きかかえ、1度家の中に戻った。その様子を見て満足した達也は、自宅へ帰った。


 自宅に帰り、達也は約3ヶ月ぶりにSNS巡回を始めた。


「彼女とデート、友人宅でクリスマスパーティ、リムジンパーティ…。前の俺ならこれ見て、嫉妬してたんだよな。ま、今は美麗さんいるし、どうとも思わないが」


 大きい独り言を言いながら、お茶を飲む達也。


「俺も久しぶりに書いてみようか」


 慣れた手つきでフリック入力をする達也。自然と笑みがこぼれている。


“ある人へのプレゼント。喜んでくれた。柄にもなく花言葉で選んだけど、気づいてくれたかな”

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ