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第4話

 12月中旬、達也は彼女にクリスマスプレゼントを渡したいと思った。退屈な日々を変えてくれたお礼にと。しかしまだ彼女に声をかける勇気は無い。そこで達也はプレゼントを家に届けることにした。だから帰りに彼女と同じ駅で降りて、彼女の後を追う。彼女は駅の近くにあるアパートの202に住んでいた。彼女が家に入ってからちょっと近づいて表札を確認。彼女の苗字は佐々木らしい。


 達也は苗字を知るだけでは満足できなかった。人は傲慢なもので、1つだけ知れてもその他のことが知りたくなる。彼女の苗字を知れた次の日の帰りは、いつもより早い電車に乗って彼女の家に。郵便ポストに入っていた郵便物の名前を見た。


“佐々木 美麗”


 美しくて立派。まさに名で人を表していると達也は思った。そんな彼女を守ろうとこの日から毎日、達也は彼女の後を追うことを決めた。


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