魔法授業①
俺は今ランディの依頼でナターシャに魔法を教えている。
「さてナターシャ様、魔法の仕組みについてはご存知ですか?」
「はい。魔法は体内にある魔力を消費して使う神の奇跡です」
「うーん、それじゃ30点だ。魔法とは体内にある魔力で世界の理に干渉することで起こすこの世界のみのルールです。ナターシャ様が言う神はこの世界に実際に存在しますが魔法に関しては一部の魔法しか干渉しません」
「先生、一部の魔法とは?」
「それは神聖魔法・・・教会の司祭などが使う魔法ですね。あれは魔力を消費して神に頼む物なので・・・」
「あの・・・私は何の魔法に適性があるかわかりますか?」
ナターシャは上目遣いで聞いてくる。
「・・・・・ナターシャ様には水魔法と光魔法に適性がありますね。水と光はサポート系が豊富です。代わりに他の魔法と比べると弱いですね。戦闘スタイルとしては中衛型のアタッカーなどがよろしいかと」
「は、はい。一応祖父に剣の使い方を教えてもらっているのですが・・・」
「そうですね・・・ん?ティータどうした・・・そうだ。ナターシャ様実戦でお見せしましょう」
「え?実戦?」
「えぇ・・・」
俺は異空間から弓と矢を取り出す。
「弓ですか?」
「短弓ですね。これに水魔法でエンチャントします」
水魔法:アクアリード
矢先が少し濡れる。
「これはアクアリードと言う魔法で簡単に言うと魔力が篭った水で濡らした相手を自動で追尾します」
「な!?」
それじゃ、早速実実戦訓練だ。
馬車が止まり兵士がゴブリンの群れがいると報告に来る。
「それじゃナターシャ様、みていてくださいね」
俺は弓をもって馬車を降りた。